株式公開買付け(TOB)に応募してみました

2025年12月某日

このようなものが郵便で届きました。

株式公開買付け(TOB)の案内です。

株式公開買付け(TOB)について

「株式公開買付け(TOB)」とは

・・・ 株式の買付け価格や期間を新聞などに公開し、対象となる企業の株式を保有する不特定多数の投資家から、証券取引所を通さずに株式を買い付けること

子会社化などの目的により上場企業の株式を大量に取得するときに、証券取引所を通じて購入すると株価を吊り上げる可能性があるため、証券取引所を通さずに買付けを行うものです。多くの投資家の応募を促すため買付け価格は、直近の株価よりも高く設定されることが通常です。
通常の事業会社は株式買付けに係る諸手続きを自ら行うことができないので、証券会社を公開買付代理人に指定します。

今回のケースでは、流通最大手のイオンがドラッグストア大手のツルハホールディングス(以下、ツルハHD)を連結子会社化することを目的にTOBを実施するものです。そのためにツルハHDの株主宛てにTOB(=イオンへの売却)の応募案内が送られてきました。買付価格は 2,900円です。公開買付代理人は野村証券、応募期間は 2025年12月3日~2026年1月6日、決済日は2026年1月14日となっています。

これまでも保有する株式がTOBの対象となり、同様の案内を受けたことがあります。しかし、株価がTOBの買付け価格付近まで上昇していたので、TOBには応募せず証券取引所で売却していました。
もう一つ、TOBに応募する際の注意点は、公開買付代理人である証券会社の口座を持っていることです。持っていない場合は、新規で開設しなければいけません。

ところが、今回この案内をもらった時点のツルハHDの株価は 2,830円近辺です。買付価格の 2,900円とは 70円、約2.5%の開きがあります。
もし現時点でツルハHDの株主でなくても、証券取引所から同株式を2,830円で購入して新たに株主となり、TOB(買付け価格 2,900円)に応募すれば、70円の利ザヤ(収益率 2.5%)を無リスクで、しかも投資期間約1か月で獲得できるというわけです。通常はこの利ザヤ獲得のため、TOB情報の公表とともに株式の買いが集まり、すぐに買付け価格近辺まで株価は上昇します。
それでは何故このたび利ザヤが解消されないかについて、正確なところは分かりません。だが、今回のTOBは株式買付数に上限が設けられており、応募しても全数買付けしてもらえる保証がないというリスクに起因するのでは、と推測します。

今回の顛末

案内が送られてきた段階で、ツルハHDの株式を115株保有していました。また、ちょうど公開買付代理人たる野村証券の口座で保有していたので、口座の新規開設の必要がありません。そこで今回初めてTOBに応募することにしました。
上記の利ザヤを期待して、既保有分に加え、12月23日 400株を 2,832.1円で新規購入し、計 515株を応募
応募手続きは、ログイン後に所定の画面上で公開買付説明書に同意し応募株数を入力するだけなので、思っていたより簡単でした。

明けて1月6日、応募期間が終了しました。
そして応募結果の発表。
515株すべて買付け成立しました。売却価格はもちろん 2,900円です。
新規購入分 400株について、利ザヤ 27,160円(⁼(2,900 ‐ 2,832.1)×400、売買手数料・税金控除前)を獲得しました。

これだけで話は終わりません。
1月8日午後からツルハHDの株価が下がり始めます。それまで2,800円台だったのが2,500円台まで下落しました。原因は、株主優待制度の改悪(5%割引カードの廃止など)のようです。
それでも新優待制度(100株で株主優待券 5,000円)は私にとって魅力的だったので、1月9日 100株を 2,560円で買い戻しました。

同社の株価の行方は分かりませんが、今のところまではうまく行動できたと自己評価しています。

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