小南湖公園

2025年1月10日

全国的に大雪とのことで、ここ白河にも積雪です。しかし幸いなことにそれほど積もってはいません。

庭の木々も雪化粧です。

さて、日中は晴れましたので、運動不足解消のため散歩に出かけました。
行先は「小南湖公園」。有名な南湖公園とは別物です。

元は白河藩主の墓所なのですが、明治時代末期に谷間の池を整備して小南湖公園と呼ぶようになったそうです。

墓所は計4か所、裏山の山腹にあります。

こちらは、松平(奥平)清照の墓。清照は白河藩主・松平忠弘の嫡男でしたが、病弱のため廃嫡されました。その後、貞享三年(1686)に小峰城にて病死するとこの地に埋葬されました。

こちらは丹羽長重の廟。長重は、織田信長の重臣・丹羽長秀の嫡子です。123万石の大大名だったのですが、関ヶ原の合戦の際に西軍に与したため所領没収となりました。慶長八年(1603)に許され常陸古渡1万石の大名に返り咲くと、江戸崎、棚倉を経て、寛永四年(1627)に白河藩10万石の初代藩主となりました。入国後、長重は小峰城の改修や城下町の整備に努めました。そして寛永十四年(1637)67歳にして没すると、ここに埋葬されました。

一番奥の松平直矩・基知の墓所へはこの階段を上っていきます。雪のため滑らないように細心の注意を払いました。

右が直矩、左が基知の墓所です。
松平直矩は、徳川家康の次男・結城秀康の孫です。数度の転封を経て、元禄五年(1692)白河藩主となりました。

基知は直矩の子で、元禄八年(1695)に白河藩主を継ぎました。

雪をまとった公園は人気がまったくなく、静かに散策をすることができました。

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