畑づくり②
2023年5月2日
昨日に続き、畑づくりです。
まずは昨日耕作した場所の後ろに畑を拡張準備をします。
この後ろ側は午後日影に入るため、シソやニラなど陰性植物※ 向きではないかと考えました。
※野菜はその種類により日照を好むもの、日影を好むものがあります。(参照:アタリヤ農園サイト)
1.陽性植物:
一日中(およそ6時間以上)直射日光が当たるところを好み、日陰では育ちません。
2.半陰性植物:
半日(およそ3~4時間)くらいは直射日光が当たるところを好み、木漏れ日やレースのカーテン越しの日照が一日中あれば育ちます。
3.陰性植物:
直射日光の当たらない半日陰から日陰を好み、一日1~2時間の日照でも育ちます。
ここで新兵器「レーキ」登場。
刈った草を集めるのに便利です。
草を取り除いたのち、クワで耕しました。
後ろ側の本日の作業は完了。少しはクワ使いに慣れてきたような気がします。
続いて、前側の畝(うね)作りです。
昨日、支柱とロープで予定場所に目印を設けました。
話はかわって、城郭用語で城の建物や構築物の設計のことを「縄張(なわばり)」といいます。
規模は違えど、これぞまさに「縄張」と、城好きの私は妙に納得しました。
まずは真ん中に溝を設けました。
溝を掘った土を両側の畝となる場所に積み上げていきます。
また、お城の話になり恐縮ですが、戦国時代の城郭の代表的な防御施設に「空堀」と「土塁」があります。そして、空堀を掘った土を土塁に積み上げるのが築城の基本です。
そして、これも規模が違えど同様な作業と、また一人悦に入ります。
土木作業はこれで完了。
我ながら、なかなか良い出来栄えです。
続いて、野菜が育つための土づくり。
専門書には、石灰をまく、腐葉土や鶏糞を混ぜる、といったことが書かれていますが、さすがにそこまで本格的にやるのは難しいので、堆肥と石灰が混ざった肥料を買ってきました。
肥料を畝の上にまき、レーキで下の土と混ぜてなじませます。
なお、説明書きには1㎡あたり1袋を使用とありますが、それではお金がいくらあっても足りなくなるので5倍希釈しました(一畝約5㎡に一袋)。
最後にマルチングです。
マルチングの目的は、土壌の乾燥防止、雑草防止、雨の衝撃からの土壌保護など様々です。
通常は黒いビニールを畝にかぶせます。また、自然農法では刈った草をマルチング材に用いることもあるようです。
特に自然農法をやりたいわけではないのですが、安上がりでかつ刈った草の有効活用にもなりますので、草マルチをやってみました。
刈った草を畝にまんべんなくかぶせます。
風が強いと敷いた草が吹き飛ばされるので、端に石を置きました。
これでひとまず完成。
あとは土壌が熟成するまで2週間程度待ちます。
このたび色々と調べて知ったのですが、土壌は、無数の微生物と土の成分が織りなす「小宇宙」とでも呼ぶべき複雑な構造をしています。野菜作りに向いた土壌作りのためには、微生物間の絶妙なバランスが必要なようで、実に奥深い世界です。
本を読むだけではなかなか理解できないので、実践しながら覚えていくつもりです。