白河の関
2023年5月21日
本日、車が届きました。
車種は「ダイハツ タントカスタム」。
福島に住む親戚の勧めにより、雪道に強い4WDです。
中古車ではありますが、前の所有者も福島県の人だったとのことで寒さに強い装備を備えています。
今日まで自動車販売店が用意してくれた代車を使っていたので特に不便はなかったものの、やはり自分の車が届いたということで、移住生活に最低限必要なものがようやく整った気がします。
白河関跡
早速、試し乗りを兼ねて白河関跡を訪ねました。
関跡は、市内から南へ約10kmです。
白河関は、奈良時代から平安時代に使用された関所で、古くより陸奥の玄関口として知られます。
しかし、関所が廃止されてからしばらくするとその場所が分からなくなりました。
江戸時代に『奥の細道』の旅に出た松尾芭蕉は、関所跡の候補地を訪ね歩いたうえで「白河の関にかかりて旅ごころ定まりぬ」と、みちのくに入った感動を書き記しています。
寛政十二年(1800) 白河藩主・松平定信は、ここが関所跡と特定し、古関蹟碑を建てました。
昭和三十四年からの発掘調査により、建物跡や土塁・空堀など中世の館跡があったことが確認されました。
こちらが入口。
ここから階段を上がっていきます。
松平定信が、この場所を白河関跡と特定した際に建てた「古関蹟碑」です。
白河神社へと向かう参道の杉並木が見事です。
こちらが白河神社。
由緒によれば、成務天皇五年に白河国造命と天太玉命を奉祀し勅命により鎮座したとのことです。
遺構としては、空堀と土塁が見られます。
関跡の三方を囲む空堀は、なかなかに規模壮大です。
周囲には一面に黄色の花が咲いていました。