ダイニングテーブル選び①
2023年2月21日
本日はダイニングテーブル選びのため、家具蔵・銀座店へ。
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天板の種類
事前に調べたところ、テーブルの天板は一枚板・ハギ板・集成材の3種類とのこと。
それぞれの特徴は以下の通り。
1.一枚板
一つの丸太から切り出した文字通り一枚の板。ダイニングテーブル用の天板を切り出すにはそれだけの大きな丸太でなければならないので、貴重で高価です。
2.ハギ板
複数の長い板を横方向につなぎ形成された板。特に、同じ一本の丸太から切り出した板を用いたものを「共木(ともぎ)」といい、色合いや性質のまとまった天板を作り出すことができます。
3.集成材
小さな木材を接着剤で貼り合わせた人工的な板。安価で安定した品質が特徴です。
家具蔵銀座店訪問
一枚板テーブルは高級品との思いがあり、はなから候補から外していました。ところが、とある家具屋のショールームで見かけたところ、一本の木そのものの力強さが鮮烈に印象に残ったため、いろいろ情報収集を開始しました。
すると、家具蔵には一枚板のギャラリーがあるとのことで本日訪ねてみました。
予約もなくいきなり現れた客に、初め店員もいぶかしげな表情。来意を告げるとハギ板のテーブルがリーゾナブルでいいですよ、との店長さんからのお勧めです。一枚板の魅力をきいてみると、テーブルそのものの機能というよりは、一枚板であるということに価値を見出す人が購入するとのこと。しかし、こちらの目が真剣だったのか、ようやく本気と思っていただき、詳しい説明が始まりました。年輪はもちろん、斜めに入った線は成長の過程で木がねじれた証など、一本一本の木には生まれ育った土地の記憶が刻まれているとの解説です。
さらに樹種として、「ボセ」と「ホワイトアッシュ」を勧められました。
・ボセ
西アフリカ産の銘木で、淡い桃色を持つことから「アフリカンチェリー」や「ピンクマホガニー」とも呼ばれます。
・ホワイトアッシュ
北アメリカ産の銘木。白色で木目がはっきりしているのが特徴です。
二つの板をそれぞれテーブルの上に置き、その前に座って、実際に食事をとっている光景を想像しました。ホワイトアッシュの美しい木目も捨てがたいのですが、ボセの持つ深い褐色が落ち着いた食卓になじむと感じられました。その長い歴史が織りなした年輪をながめていると、大木を切り出したという罪悪感をもちつつも、自然の恵みに感謝をした生活が送れそうです。
一枚板は、同じものは一つもなくそれぞれ違った表情を持ちます。というわけで、他にボセの一枚板はないのか尋ねてみると、他店舗にあたってみるとのことで連絡待ちとしました。
なお、福島県への移住を計画しており、テーブルはその移住先に置くものと店長さんに伝えたところ、それはうらやましいと話が盛り上がりました。店長さんの知り合いが福島県に住んでおり、稲刈りの手伝いにも時々行っているそうであながち他人事ではなさそうです。銀座の家具屋ということで、当初は緊張しましたが、おかげさまで楽しく家具選びをすることができました。
…その日の夜に、他店舗にあるボセの一枚板の情報をいただきました。表参道店に気になる板がありましたので実物を見に行くことにします。