国民年金切替え手続き ①
2023年3月1日
ついに晴れて脱サラリーマン。
しかし、サラリーマンを辞めても急に自由な時間が待っているわけではありません。
社会保険(年金保険、健康保険)の切替え、フリーランスになるなら青色申告、等々の手続きをする必要があります。
厚生年金から国民年金への切替え
会社員は厚生年金に加入していますが、自営業などは国民年金に加入のため、サラリーマンを辞めた場合には国民年金への切替えの手続きが必要です。
両者の違いは、厚生年金がその人の給与(標準報酬月額)・ボーナス(標準賞与額)に比例して保険料が変動するのに対し、国民年金は所得に関わらず保険料が定額です。また、厚生年金の保険料は会社が半額負担してくれますが、国民年金の保険料はもちろん全額自己負担です。
もう一つ重要なポイントは、厚生年金が世帯単位で加入ですが、国民年金は個人単位での加入です。すなわち、国民年金への切替えにあたっては、本人はもちろん、配偶者など成人の扶養者についても加入手続きを行うことになります。
保険料 | 保険料負担 | 加入者(被保険者) | |
厚生年金 | 給与・ボーナスに応じ変動 | 会社と折半 | 世帯単位 |
国民年金 | 所得にかかわらず定額 | 全額自己負担 | 個人単位 |
切替え手続きは役所で
というわけで、妻と共に早速、区役所へ。
久しぶりに平日の区役所を訪れたのですが、なかなかにぎわっています。
国民年金の窓口で来意を告げたところ。退職を証明する書類が必要とのこと。昨日会社に書類の作成依頼をしていたものの、数日要するということでまだ手元にありません。出鼻をくじかれ、やむなく出直しです。なお、必要書類の提出は郵送可です。
窓口担当者から、保険料の支払いが困難な場合には免除制度があるとのこと。保険料免除を受けると受取年金額が減ってしまいますが、担当者からわざわざ案内があったのは、それだけ免除除制度を利用する人が多いからでしょう。
逆にまとめて払えば保険料が割引になるかと尋ねたところ、前納制度という制度があるとのことです。年度初めの4月に手続きをしたほうがいいそうなので、その際に前納制度についてくわしく記すつもりです。