マーケット動向(2025年12月)

2026年1月

自らの振り返りのため、マーケット動向を見返し定期的にチェックします。

さて、昨年1年間および昨四半期の動向はいかがだったでしょうか。

・2025年第4四半期(10~12月)の動向
10月に成立した高市政権への期待から日本株(TOPIX)は大きく上昇しました。
一方で積極財政に対する警戒もあり大きく円安方向に振れています(外貨建て資産には有利なものの、今後のインフレ懸念を想定すると複雑な心境です)。
それ以上に大きく高騰したのが金価格。毎度のコメントとなりますが、世界的なカネ余りに加え、世界情勢の不安定化が背景にあります。

・2025年の動向
TOPIX、東証REIT指数、東証インフラファンド指数ともに、20%台前半と好調でした。背景には前述のとおりインフレがあるのでしょう。
アメリカ株(S&P500)も、16.4%の上昇と好調を維持。AIバブルともいわれていますが、勢いが続きます。
為替レートについて、対米ドルは前半で円高、後半は円安で年間で見ればほぼ横ばい。ただし、巨額財政赤字やトランプ政権への不安感からか米ドルも円同様に価値を下げています。対ポンドで見ると円は価値を下げていることが分かります。
年間を通じてみても他を圧倒していたのが金価格。ほぼ一本調子の右肩上がりで、約70%の上昇です。

●日本株(TOPIX)

中長期的な動向をみるために行っているTOPIXの波動分析。直近データをアップデートしました。

現在は ⑪上昇期にあり、12月も引き続き上昇。
対24か月移動平均からの乖離率は20%を超えておりやや過熱気味な水準にあるものの、相場に勢いがあるのでどこまで続くのか予想が難しい状況です。
これまでの波動パターンをあてはめると「2026年4月から9月までに3,840~4,050ポイントに上昇する」ということなります(詳しくは前回分析記事)。もちろん過去のパターン通りに動くという保証はありません。

●REIT

2025年に入ってから好調だったところ、金利高などが不安材料となり2,000ポイントを超えたところで足踏みしています。
しかし、もともと不動産はインフレに強い資産の代表格。今の経済環境は決して不利ではなく、今後の動向を注視します。

REITの割安度を示す指数としては、(1) 分配金利回り、(2) NAV倍率等があります。
直近の数値は以下の通り、
 (1) 12月末現在のREITの平均分配金利回りは、約4.5% (JAPAN-REIT.comで直近値を確認できます)
 (2) 12月末現在のNAV倍率は 0.95倍 (不動産証券化協会のサイトで直近値を確認できます)
と、すこし高くなりましたがまだまだ割安と考えます。

今後の見通しについて、2,100~2,200ポイントが上限の目安と考えています。
その根拠としては、以下の2点です。
 ① 2020年2月、2021年7月の2度のピークが約2,200ポイントであったこと
 ② NAV が 1.0倍となる水準が、2,119 ポイントであること

●インフラファンド

東証に上場されているインフラファンドは、主に太陽光発電所へ投資する投資法人です。

東証インフラファンド指数は、2024年4月までは 1,050~1,200のレンジで推移していました。
ところが2024年5月以降、再生エネルギー買取制度の不安定性や金利上昇をうけて大暴落。しかも2025年1月まで9か月連続下落と底なし沼の恐怖を味わいました。私自身、これまでの投資歴のなかでも最大級の損害を被りました。
2025年4月には 578.92とほぼ半値をつけてようやく底打ち。7月から急回復し、直近11月には 800台を回復しました。

インフラファンドの将来性は、どうしても国のエネルギー政策に左右されてしまい不透明感がぬぐい切れません。
発電所建設による環境破壊問題を伴うことは分かりますが、エネルギー自給率が極めてわが国の現状を改善するためにも政策的な後押しをしてもらいたいところです。

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