確定申告(令和5年分)

2024年2月17日

まだまだ最低気温は氷点下となる寒さが続きますが、庭には福寿草の花が咲いていました。
ようやく春の兆しがみえてきました。

さて、確定申告の季節がやってきました。
これまでも還付申告などで利用していましたが、昨年サラリーマンを辞めたのちに事業所得を多少稼いでおりますので、今回初めて青色申告を行いました。

青色申告決算書の作成

青色申告を行うためには、日々の資金の出入りを帳簿に付け(仕訳を行い)、青色申告決算書にまとめる必要があります。

手書きで仕訳するのは手間がかかるし計算間違いが生じますので、会計ソフトを利用するのが便利です。
とはいえ私の場合、記録すべき取引はそれほどありませんので、無料で利用できるなかからクラウド円簿の「円簿青色申告」というソフトを選択しています。ほかのソフトを利用していないので比較評価はできないのですが、必要な機能は備えており特に不便に感じることはありませんでした。


仕訳で少々苦労したのが、「事業用割合の設定」「減価償却」でした。

「事業用割合の設定」
私の場合、家や自動車を自家用と業務用の兼用させています。このとき、光熱費やガソリン代などの全額を事業経費に計上することはできません。自家用と業務用の使用割合を決めて、後者の分のみを計上することになります。ところが、この割合の決め方に絶対的なルールはなく、家屋に占めるオフィス利用面積割合や車の業務利用日数割合などからこちらで設定するものになります。税務署に後から文句をいわれるのもいやだったので、少々低めに事業用割合を設定しました。

「減価償却」
耐用年数があり、かつ購入価格30万円を超過する資産は、購入した年の経費に一括計上させられず、耐用年数期間内で分割して費用計上させなければいけません。簿記の勉強をしていたことがあるので減価償却の概念自体は知っていたのですが、実際に計算するとなると、中古の家屋や自動車の耐用年数は何年か、期中で購入しているので月割計算はどのように行うのか、実務的な計算をおこなうためにあれこれ調べる必要がありました。

その年の仕訳入力が完了すると、会計ソフトの年次決算のメニューから決算書を出力することができます。

確定申告(e-Tax)

確定申告は10年以上前より、国税電子申告・納税システム(e-Tax)を利用しています。
最初は苦労することも多かったものの、年々便利になっており行政サービスの中では優秀な部類に入ると評価します。

(写真は、マイナンバーカード読み取り用のカードリーダー)

これまではサラリーマンでしたので年末調整を行った後の源泉徴収票をベースにすればよかったのですが、今回より自分で必要項目の集計を行わなければいけません。

今までとの違いは主に4つです。
 ① 事業所得の申告(青色申告)
 ② 社会保険料の入力(国民年金保険料はマイナポータル連携で自動取得)
 ③ 扶養家族情報の入力

これらを入力すると申告書の最終確認画面に移ります。本当に間違いがないか不安になりつつ申告書を税務署へ送信すると、納税額が決まります。
納税方法はいろいろあります。ネットバンキング振込にしたかったのですが、私がメインで利用しているネット銀行が納税取り扱いをしていなかったため、クレジットカード払いにしました。手数料は数百円かかったものの、税務署か銀行窓口で直接出向いて手続きをすることを考えると、早くすっきりさせることができてよかったです。

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