2024年投資成績

2025年1月3日(1月27日修正※)

※上場有価証券(株式、REIT、インフラファンド)のみの投資成績を公開していましたが、株式投資の成績ではなく資産運用の成績ということであれば、それ以外の投資資産(私の場合、外貨預金、ゴールド、確定拠出年金)も含めるべきであろうと思い、記事を修正しました。

新年を無事迎えましたので、昨年2024年の投資成績をまとめてみました。
上場有価証券は日本株だけではなく、REIT、インフラファンド、米国株などで、そのおおよその投資割合は、日本株:60%、国内REIT:10%、国内インフラファンド:5%、米国株:10%、海外REIT:10%。
キャピタルゲイン率は平均投資残高に対する実現損益および含み損益増減の比率、インカムゲイン率は平均投資残高に対する配当金等の比率で、総投資収益率は両者の合計です。
また投資収益率はすべて税引後ベース(含み損益の増減については、税率20%として0.8掛けした数値)で計算しています。

この数値だけみると好調なのですが、TOPIXが昨年17.7%上昇し、米国株はもっと好調だったことに比べると、8.8%というわが上場有価証券のキャピタルゲイン率は物足りません。足を引っ張ったのが、REITとインフラファンドです。特にインフラファンドは1年間で40%下落と、完全な大負けです。幸いだったのが株式が好調だったことで、両者の損失を打ち消してあまり余りあるキャピタルゲインをもたらしてくれました。

◎各資産の振り返りと今年の投資方針

● 日本株
配当狙い投資のため、長期的に業績の安定した高配当企業を中心に投資をしています(配当狙い投資手法について詳しくはコチラ)。高配当ということは一方で割安に放置されていることを意味しますので、昨年のように日経平均が好調な時には自分の保有銘柄の値動きがついていけずにストレスがたまることもありますが、本来の目的を忘れずに今年も引き続き実践するつもりです。

● 米国株
配当狙い投資を実践しているので、IT企業ではなくモルガンスタンレーやAT&Tのような成熟した巨大企業に的をしぼって投資しています。昨年に関しては株価水準がかなり割高になっていることから新規投資は行わず、とはいえ円安リスクに備えた外貨投資は行いたく、外貨預金に資金を回しています。今年も米ドル金利が高止まりしている間は、米国株への新規投資は控えるつもりです。

● インフラファンド
インフラファンドとは、太陽光発電所に投資するファンドで電力売却により得た収益を投資家に分配するものです。ところが、今後の電力買取制度に対する将来的な不透明性(これまでの高収益を支えてきた高額の固定買取制度が満期を迎え始めていること)や、金利上昇に対する脆弱性、などインフラファンドの弱点が注目が集まり、一気に市場からの評価を失いました。自分としても昨年夏ごろに気づいていたのですが、高配当率に目がくらみ損切りをためらっていたら、損失を拡大させてしまいました。今後の見通しも決して明るくはありませんが、太陽光発電所が稼働している限り収益は分配されますので、気長に回収を図ることにします。

● REIT
一方でREITに関してもインフラファンドほどではありませんが、株式の好調ぶりとは対照的にほとんど一直線に下がり続けました。ただしREITに関しては大きな不安材料がないなか下げているので、かなり割安になっています。なのでマーケットから再び注目を浴びる時を待ちながら少しずつ買い増しをしていく方針です。

●外貨預金
2023年終わりごろより、米ドル預金金利が4%を超えていることや米国株に過熱懸念があることから、米国株投資を控え米ドル預金を行っていました。高金利に加え、円安が進んだこともあり高収益率となりました。いまだ米ドル金利は高いのですが、これだけ円安が進むと新規で預金をするつもりはなく、今年は満期を迎えた分の再預金および米国株からの配当金を預けるのに留めるつもりです。

●ゴールド
究極の安全資産ともいわれるゴールドは、私が社会人になってすぐ最初に手を出した投資資産になります。しかし、保有していても利息・配当を生むことはなく、かえって保管料を取られる、という欠点があります。このため約10年前より新規積み立てはやめて、それまでに貯まった分をそのままにしています。ところが、世界的な資金余りを受けて天井知らずの上昇を続けています。そのまま積み立てを続けていれば今ほどいくらになっていたのか、と思わなくもないですが、投資割合からすると今くらいが妥当なのでしょう。万が一に備えて引き続き保有することにします。

●確定拠出年金
20年ほど前より始めています。円資産(日本経済)の価値低下リスクを踏まえ国際分散投資を考えていた時期なので、ちょうどよいと全額を外国資産ファンド(外債 60%、外株 40%)に投資するものとし、20年間投資割合を変えていません。その後の外国株式の好調と円安傾向があいまって、長期的に良好なパフォーマンスをあげています。目論見通りといえばその通りなのですが、相対的に円の価値(≒日本の経済力)が下がっていると考えると複雑な心境です。
なお、60歳の満期到来時に円高となるリスクを考慮して、50歳になってからは毎年、総残高の1割を円預金に振り替えするようにしています。

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