5819 カナレ電気

※他銘柄情報(2024年スクリーニング結果)はコチラ

長期業績グラフ安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ

主要指標

株価¥1,5772024/7/8
実績会社予想
配当利回り3.93%3.55%
PER9.00倍10.94倍
CN-PER(※)-2.34倍-2.85倍
自己資本比率90.0%
NC比率(※)126.0%
※CN-PER:キャッシュニュートラルPER
※NC比率:ネットキャッシュ比率

※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ

企業概要

企業IRページ(https://www.canare.co.jp/ir/)より

2023年12月期における売上高は129億円。製品別売上高割合は、ケーブル 33.5%、ハーネス 21.8%、パッシブ機器 15.9%、コネクタ 12.3%、電子機器 7.6%と並びますが、総じて音響関係のケーブルや機器です。
国・地域別の売上高割合は、日本:49.4%、米国:12.4%、中国:12.2%、韓国:8.1%、台湾:5.3%、シンガポール:4.5%、インド:1.5%、欧州:4.9%、中東:2.0%となっています。

ITネットワーク関連製品を次世代成長製品と位置づけ、開発活動に取り組んでいます。

ちなみに社名は、香流(かなれ)川のほとりで創業したことに由来するとのことで、音響機器メーカーらしく美しい響きの名前です。

ご挨拶-創業50周年
インターネットを利用すれば簡単に世界中から製品が手に入る現在、数多くの製品群からカナレ製品を選び、ご使用いただいているお客様、また当社と様々なお取り引きをいただいている皆様、日頃のご愛顧とご支援に厚く御礼を申し上げます。

当社は、社名の由来ともなった愛知県名古屋市郊外の香流川のほとりで創業、2020年に50周年を迎えました。

それまで音響といえば単に広域への拡声という手段でしたが、社会の経済的成長とともに文化的な価値への希求から音楽需要が旺盛となり、大多数の人々が集って良い音楽を共に楽しむための非常に重要なポジションとなっていきました。
当時、バンドブームの到来に、電子楽器が多数使用される機材のコンサート会場では、溢れる音響ケーブルが雑多に配線された有様。そのような現場に対し、当社は実際に現場でご使用される方々と寄り添いながら、数々のアイディア製品を生み出し、貢献してまいりました。
更に、音響現場発生していたケーブルに起因するノイズ問題への解決に向けた本格的な製品開発に着手し、電磁シールドマイクロフォンケーブルが完成。日本のみならず音楽の本場、米国西海岸でも認められ、当社飛躍の第一歩となりました。

その後は、いっそうシステム機材、装置の電気的性能が向上する中、当社は高性能で常に安定した製造品質と製品供給でお応えしてまいりました。
お客様の問題に対し、ニーズを正確に理解し、製品づくりでお応えしてきた結果、事業領域は音響から映像分野、またテクノロジーがアナログからデジタルへ変化する中、製品ラインナップはケーブルからコネクタ、また光伝送置を手がけるなど大きく拡大しております。
現在、全世界の放送局、音楽市場においてケーブル、コネクタのカナレとしてトップブランドを広く確立し、東証上場企業として社会全体からも高い信頼を頂いております。

心をつなぐ企業でありたい

これまでの当社の成長を支えてきていただいたのは、お客様を中心とする全てのお取り引き様です。
あらゆるものが急激にかつ急速に変化し、変化を求められる現在。
社会がどのように変化しても、常に当社を必要としていただける皆様との関係が一番大切なことは変わりません。

カナレ電気は激動する社会の中で、「いつの時代でも存在価値ある企業づくり」を経営基本理念とし、優れた製品やサービスの提供による感動創出をめざし、皆様からのご期待に沿えるよう全力を尽くしてまいりますので、引き続き、ご愛顧ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

社長メッセージより

分析

●長期業績推移
売上高については、リーマンショック後や新型コロナショック時に落ち込んだものの長期的には上昇トレンドにあります。
営業利益・当期利益については、一貫して赤字を出さず上昇トレンドにあることは素晴らしいのですが、3~5年周期で波打っていることが見て取れます。全般的に業績は好調に推移しているといえますが、利益水準の変動が大きいことを反映して、安定成長スコアは7点とやや高評価にとどまっています。

●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.55%、PER 10.94倍、CN-PER ▲2.85倍と比較的高利回り、割安な水準にあります。

●その他の視点
安定成長スコアが8点以上をスクリーニングの条件としているところ、例外的に当社を紹介したのはそのNC比率の高さです。NC比率 126.0%と100%を超過しています。これは当社の時価総額よりも清算価値のほうが高いことを意味しています。当社の時価総額は約111億円に対し、現金・預金だけでも 106億円(2024年3月期)、ネットキャッシュフロー全額では 140億円(同)と、超キャッシュリッチ企業なのです。これだけキャッシュリッチだとMBOされたり、アクティビストに狙われたり、との思惑があるようですが、果たしてどうなるのでしょうか。

最近の株価動向をみると、2024年2月29日に年初来高値 1860円を出して以降は下がり続けており、7月8日現在 1577円と低迷しています。。

※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。

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