5184 ニチリン
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長期業績グラフ・安定成長スコア
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主要指標
株価 | ¥3,905 | 2024/7/17 |
実績 | 会社予想 | |
配当利回り | 3.84% | 3.84% |
PER | 9.00倍 | 9.92倍 |
CN-PER(※) | 3.53倍 | 3.89倍 |
自己資本比率 | 66.0% | |
NC比率(※) | 60.8% |
※NC比率:ネットキャッシュ比率
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企業概要
企業IRページ(https://www.nichirin.co.jp/ir)より
同社は、ホースおよび配管部品を製造・販売する専門メーカーです。
ちなみに1914年創業時の社名は「日本輪業合資会社」です(ニチリンは何の略かと気になり調べました)。
売上高は 706億円(前期比 +10.1%)。輸出が好調に推移しました。
同社は事業別ではなく地域別でセグメントを分けております。その地域別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、日本:27.9%、北米:19.2%、中国:16.1%、アジア:28.1%、欧州:8.6%、(海外売上高比率: 72.1%)です。
現在「中期経営計画(2021年~2025年)」を実施中。策定し、以下の3つを全体戦略の柱として取り組んでいます。
① 成長分野の強化・拡大と新たな事業の創造によるグローバルでの利益体質の強化
② グローバル人材の確保と育成
③ Resilience(復元力)の強化と新しい社会への貢献
株価関係では、PBR1倍割れからの脱却を強く意識しています。このためROEの改善や株主還元(配当性向 40%目標、自己株取得)などに取り組んでいます。
ALL NICHIRINでより良い明日へ、世界へ
世界が求める、世界が認める製品を私達NICHIRINグループは、自動車やバイクのホースをメインとし、温水洗浄便座などの住宅関連も含む、ホースおよび配管部品を製造・販売する専門メーカーです。
日本・中国・アジア・北米・欧州に生産拠点を有し各リージョンでグローバルに事業を展開しINDOORからOUTDOORまで世界中の皆様の生活を支えております。電動化など自動車産業において大きな技術革新が進む中、新たな価値と多様性を兼ね備えた成長戦略のもと、
世界情勢の激しい変化に速く(SPEEDY) 気付き(SENSE)、戦略的に(STRATEGICALLY) 誠実に(SINCERITY) 乗り越える(SURVIVE)だけでなく、製品を通して皆様を満足(SATISFY)にし、光り輝く笑顔(SPARKLING SMILE)を与え、サステナブル(SUSTAINABLE)に、且つ、時代を超えて継承(SUCCESSION)したいと思える会社を目指します。
(S×10:ニチリンの新しい行動指針と事業展望)"心が触れ合うモノ造り 信頼と喜びの行動で 21世紀に貢献する" を経営理念に、 今後も "In Step with the Future" のスローガンのもと、 全従業員が一体となり “ALL ニチリン”で 開発力・製品力・販売力を高め、 世界のお客様の期待に応える真のグローバルサプライヤーとして、 多様性に富んだ持続可能な企業集団を目指します。
トップメッセージより
分析
●長期業績推移
リーマンショック前までは、売上は増収傾向にあったものの、利益水準は低迷していました。リーマンショックにより2009年12月期に赤字を計上して以降は、新型コロナショック時を除き売上高・利益水準共に大きく回復傾向にあります。特に売上高営業利益率の改善は著しく、リーマンショック前は1ケタ台前半だった利益率は、2023年12月期には13.6%まで伸びています。
リーマンショック後の増収増益はプラス材料、しかし利益率のブレ幅が大きいのがややマイナス材料で、安定成長スコアは8点と高評価です。
●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.84%、PER 9.92倍と高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:66.0%と財務健全性も特段の問題はありません。CN-PER 3.89倍、NC比率 60.8%とキャッシュリッチ企業でもあります。
●その他の視点
リーマンショック後に見違えるように成長している企業の一つです。ただし、自動車・オートバイ部品が主流のため、世界的な景気低迷に弱いとの印象です。
ここ数年の株価の動きをみると、2022年3月に安値 1442円をつけた後は急上昇で、直近では3905円と2.7倍になっています。
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
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