5184 ニチリン
●自動車やバイクなどのホースおよび配管部品を製造・販売する専門メーカー
●リーマンショック時や新型コロナショック時に大きな打撃、現在は成長基調



●業績:リーマンショック後の2011年以降、新型コロナショック時を除き成長基調。売上高営業利益率も大幅に改善(2025年12月期 12.3%)。自動車部品メーカーであるため、リーマンショックや新型コロナショックなど世界的な経済ショックの影響を受けやすい。
●分析:自動車部品メーカーには、株価が割安な企業が多いのですが、同社もその中の一社です。昨年の同社に対する筆者コメントとして「投資家へ自社の個性・魅力をアピールするために、同社の得意とするホースや配管部品が世の中にいかに役立つものであるのか、世に役立つためのホースや配管部品作りにおける同社の強みはなんであるのか、その強みを活かして(部品という枠にとらわれず)どのようなモノをこれから作っていくつもりなのか、といった点を明確にし開示すべき」とコメントしました。筆者の声が届いたとは考えられないのですが、経営理念が刷新され「フローエンジニアリング」をコア技術とすることが明確化されました。ただし、フローエンジニアリングを自動車部品以外にどのように応用していくかまでは具体化されておらず、今後に期待です。
PBR1倍割れは相当に意識しており、投資家向けIRに力を入れています。
株価は、2019年から22年にかけて1,600円前後で停滞していたのが、2023年に3,500円まで上昇しました。その後も緩やかに上昇傾向にあります。
・長期業績グラフや安定成長スコアについて詳しくはコチラ
・同社を含む2026年スクリーニング企業の一覧はコチラ
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。
➢ 参考情報
●リンク先
・同社公式IRページ
・最新の株価(Yahooファイナンス)
●同社株への筆者の投資方針(本記事作成日現在)
・保有有無:なし
・投資方針:様子見(まだ自動車部品メーカーの枠を出ていません。今後「フローエンジニアリング」を軸に事業拡大することを期待。)
●余談
1914年創業時の社名は「日本輪業合資会社」です(ニチリンは何の略かと気になり調べました)。
●定性評価(試行中、詳しくはコチラ)
| 非財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎経営理念・トップメッセージ | ||
| その企業ならではの理念(世界観・価値観・倫理観)が語られているか。 | ホースメーカーらしく「フローエンジニアリング」をコア技術と位置付けた理念体系としている | |
| ◎IR | ||
| IRの内容は充実しているか。検索・閲覧をしやすいレイアウトとなっているか。 | 大きな画像付きのメニューは見やすい | |
| 事業内容が、一般個人にも分かりやすく説明されているか。その企業ならではの魅力・沿革が紹介されているか。 | 特に詳しい事業紹介はない | |
| ◎中期経営計画 | ||
| 過去の振り返りがなされているか。特に未達項目について十分な検証と改善策策定がなされているか。 | 2ページにわたり振り返りが記載されているが、3つの戦略に対する達成状況など事後評価、そして反省がない | |
| 成長戦略(新規事業)は経営理念にひもづけされているか。 | ホース・配管事業を軸とする成長戦略を定めている | |
| 成長戦略(新規事業、海外事業)について、期待リターン、投入資金、リスクとその軽減策が明示されているか。 | 3年間で、R&D投資 45億円、設備投資 135億円、取適法対応(支払期間の短縮) 25億円、その他投資(人的資本投資、M&A等)15億円 | |
| 内部統制や人事施策など社内体制に係る計画が策定されているか。 | DX戦略、人材戦略が定められている | |
| 多様性(ジェンダー、国籍など)に関する施策が策定されているか。 | 人材戦略中にダイバーシティ&インクルージョン推進を掲げている | |
| ◎KPI | ||
| 従業員のモチベーションに関するKPIが設定されているか。 | 女性従業員・外国人採用率、指定資格取得者に目標値 | |
| 経営理念や経営戦略につながるKPIが設定されているか。 | 開示資料をみるかぎりない | |
| 財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎決算分析(決算短信、有価証券報告書、決算説明会資料) | ||
| 利益に関する前期対比の変動要因分析がなされているか。 | 営業利益について要因分析している | |
| 業績悪化の場合、その原因が具体的に分析されているか。また外部要因だけでなく内部要因にも言及されているか。 | 営業利益が減益となっているが、決算説明資料上に要因分析以上に特段のコメントがなされていない | |
| 特定のセグメントに業績が偏っていないか。 | 自動車用各種ホースが大半(売上の93%)で事業別のセグメント分けをしていない | |


