5186 ニッタ
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長期業績グラフ・安定成長スコア
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主要指標
株価 | ¥3,520 | 2024/8/9 |
実績 | 会社予想 | |
配当利回り | 3.47% | 3.75% |
PER | 9.95倍 | 9.81倍 |
CN-PER(※) | 0.48倍 | 0.47倍 |
自己資本比率 | 83.4% | |
NC比率(※) | 95.2% |
※NC比率:ネットキャッシュ比率
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企業概要
企業IRページ(https://www.nittagroup.com/jp/investment/)より
同社は、ベルト・チューブを中核とするゴム製品メーカーです。
2024年3月期売上高は886億円(前期比 +0.7%)。セグメント別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、ベルト・ゴム製品事業:33.3%、ホース・チューブ事業:35.8%、化工品事業:13.3%、その他産業用製品事業:13.0%、不動産事業:1.1%、経営指導事業:2.0%。
地域別売上高比率は、日本:69.5%、アジア・オセアニア:17.3%、北米・南米:9.8%、ヨーロッパ:3.0%、その他:0.3%、(海外売上高比率:30.5%)。
2021年から2030年にかけた「中長期経営計画 SHIFT2030」に取り組んでいます。このSHIFT2030では、あるべき姿と想いを「ものづくりを核としたシフトイノベーター」として、以下の定性目標をあげています。
① 成長へのSHIFT
・既存事業の持続的成長
・新事業の探索
・新製品開発の加速
② 企業価値向上へのSHIFT
・品質及びトータルコスト競争力の向上
・コーポレートガバナンス、コンプライアンスの強化
・ESG推進とSDGsのGoal達成
③ 更なるグローバル化へのSHIFT
・各事業の更なるグローバル展開
・コーポレート部門によるグローバルサポート強化
最終2030年度における定量目標としては、売上高 1,150+α 億円(2024年3月期実績 886億円)、営業利益 8.0% (同 5.0%)など、また10年間における設備投資額目標を400億円とあげています。
「Going ahead with you」
ニッタグループは未来へ導く製品を提供し、グローバル社会に貢献します。当社は、創業より130年以上にわたり、モノづくり企業として時代のニーズに応える製品を開発・提供し続け、多くのステークホルダーの皆様から厚い信頼をいただいてまいりました。
トップメッセージより
そして今、産業界は大きな技術革命の時を迎えています。このような環境下にあって、真のグローバル企業として更なる価値創造を実現するには、ニッタグループが総力を結集し、挑んでいかなければなりません。
その中で、私達が特に意識していることは「お客さまと社会に役立つ製品を創出する」ということです。その想いを世界15か国に及ぶ多様なニッタグループ社員が共有し、一人ひとりがその実現に向かって、主体的に活動しています。また、今後加速する変化のスピードに柔軟に対応するための体制強化も必要と考えております。
ニッタはこれからも「未来へ導く製品」を創出し、グローバルに社会や環境に貢献してまいります。
分析
●長期業績推移
同社は、1988年3月期から2008年3月期まで以降ブレ幅はありますが売上・利益ともに増加傾向にありました。ところがリーマンショックにより業績は大きく低迷。しかし、2010年3月期を底に立ち直りをみせ、新型コロナショックの影響も乗り越え、再び増収・増加傾向にあります。しかもリーマンショック前は低利益率であったのが、ショック後は利益率も改善しています。(売上高成長率:3.2%、営業利益成長率:4.5%、当期利益成長率:7.1%)
長期的に増収増益で利益率が改善しているのがプラス材料ですが、売上・利益ともにブレ幅が大きいのがややマイナス材料で、安定成長スコアは8点と高評価です。
●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.75%、PER 9.81倍とやや高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:83.4%と財務健全性は良好な水準です。CN-PER:0.47倍、ネットキャッシュ比率:18.8%はかなりのキャッシュリッチ企業といえます。
●その他の視点
同社サイトで紹介されている創業者・新田長次郎さんのお話は、まさに立志伝で興味深く拝読しました。
歴史ある会社のためか、売上高900億円弱の割にはかなり多様な事業に手を出しています(株主優待品として乳製品を提供している通り、牧場も営んでいます)。中長期経営計画は少なくとも一般に開示されている限りでは抽象度が高く、何をもって成長につなげていくのか分かりにくいです。
株価については、2017年10月に 4,935円をつけてから2020年3月には1,652円まで下落。そこから反転し、2024年3月には再び 4,000円を突破しました。しかし、8月5日に急落。直近(8月9日)では 3,520円となっています。
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
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