3407 旭化成

※他銘柄情報(2024年スクリーニング結果)はコチラ

長期業績グラフ安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ

主要指標

株価¥988.42024/8/14
実績会社予想
配当利回り3.64%3.64%
PER31.28倍13.70倍
CN-PER(※)31.58倍13.83倍
自己資本比率49.5%
NC比率(※)-1.0%
※CN-PER:キャッシュニュートラルPER
※NC比率:ネットキャッシュ比率

※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ

企業概要

企業IRページ(https://www.asahi-kasei.com/jp/ir/)より

同社は、多様な事業を営む総合化学メーカーです。

2024年3月期売上高は 2兆 7849億円(前期比 +2.1%)。セグメント別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、マテリアル:45.3%、住宅:34.3%、ヘルスケア:19.9%
地域別売上高比率は、日本:47.2%、米国:18.6%、中国:9.0%、その他:25.2%、(海外売上高比率:52.8%)

旭化成グループでは、2030年に目指す姿として下記の5つの価値提供分野にフォーカスし事業展開することで、営業利益 4,000億円(2024年3月期実績 1,407億円)、ROE 15%以上(同 2.5%)の達成をあげています。
 ① Environment & Energy  カーボンニュートラル/循環型社会
 ② Mobility        安全・快適・エコなモビリティ
 ③ Life Material      より快適・便利なくらし
 ④ Home & Living     人生を豊かにする住まい・街
 ⑤ Health Care      生き生きとした健康長寿社会

現在『中期経営計画2024 ~Be a Trailblazer~』(2022~2024年度)を実施中。営業利益率改善のための構造転換が課題となっています。

株主還元としては、1株当り配当金の維持・増加を重視し、配当性向30~40%を目標としています。

クリーンな環境・エネルギー社会と、健康・快適で安心な長寿社会を目指して世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します

旭化成グループは、1922年に創業した総合化学メーカーです。
「大衆をしてより良き生活を営ましむべく最善の生活資料を豊富に且つ廉価に供給すること」を創業の使命とし、日本で初めて、水電解の水素を利用するカザレ法でアンモニアを合成することに成功するなど、合成化学や化学繊維事業からスタートしました。その後、日本経済の発展や社会・環境の変化に対応しながら積極的に事業を多角化し、事業ポートフォリオの転換を図り、成長してきました。現在では、繊維・ケミカル・エレクトロニクス事業からなる「マテリアル」、住宅・建材事業からなる「住宅」、医薬・医療・クリティカルケア事業からなる「ヘルスケア」という3つの領域で事業を展開しています。

旭化成グループの多様な製品や技術・サービスは、クリーンな環境・エネルギー社会と、健康・快適で安心な長寿社会を実現すべく、新たな社会価値を創出していきます。多角化の歴史の中で展開してきた多面的な事業や人財の多様性を活かし、積極的に世の中にイノベーションを起こすことで、“昨日まで世界になかったものを”生み出していきます。

社長挨拶より

分析

●長期業績推移
売上高は約40年間通算でみれば増収傾向(売上高成長率 3.2%)にありますが、リーマンショック時や新型コロナショック時に減速しています。
利益水準についても増益傾向(営業利益成長率 3.8%、当期利益成長率 5.7%)にあるものの、2003年3月期・2009年3月期・2023年3月期に大幅な減益となるなど、そのブレ幅は比較的大きな水準にあります。
長期的に見れば増収増益であることがプラス材料ですが、売上高当期利益率のブレ幅が大きいことがややマイナス材料で、安定成長スコアは8点と高評価です。

●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.64%、PER 13.70倍、CN-PER 13.83倍とやや高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:49.5%、ネットキャッシュ比率:-1.0%と財務健全性も特段の問題はありません

●その他の視点
2023年3月期の大幅減益は、半導体不足・中国ロックダウン・Polypore社買収時の特別損失などによるもので、2030年目標としていた営業利益 4,000億円から遠ざかりました。売上高は順調に伸びているので、今後の課題は中期経営計画にもあげられている通り、構造転換による営業利益率の改善にあります。安定成長スコアは長期的なトレンドをみるため好スコアがついていますが、ここ数年の業績低迷がトレンドを下方に押し下げないか注意が必要です。
2018年10月に1,765円だった株価が、2020年の新型コロナショック時に606円まで急落。その後 2021年3月には1,380円まで回復しますが、業績低迷により2023年10月には896円まで下落。2024年3月に1,148円まで戻りますが、その後は下落傾向。8月5日のショックもあり、直近では988円となっています。

※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策) / Please include some Japanese word, otherwise your comment will be ignored.