2715 エレマテック

※他銘柄情報(2024年スクリーニング結果)はコチラ

長期業績グラフ安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ

主要指標

株価¥2,0642024/7/18
実績会社予想
配当利回り4.12%4.36%
PER15.74倍14.09倍
CN-PER(※)4.46倍3.99倍
自己資本比率60.1%
NC比率(※)71.7%
※CN-PER:キャッシュニュートラルPER
※NC比率:ネットキャッシュ比率

※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ

企業概要

企業IRページ(https://www.elematec.com/ir/)より

同社は、2009年に高千穂電気株式会社と大西電気株式会社がひとつになり、エレクトロニクス商社として誕生しました。
国内及び海外において、電子材料、電子部品、設備等を販売及び加工・組立することに加え、設計及び製造受託することを主な事業としています。

2024年3月期売上高は 1944億円(前年比 ▲19.0%)。
セグメントは事業別ではなく地域別で分けています。その地域別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、日本:54.8%、中国:20.8%、その他アジア:15.1%、欧米:9.3%、(海外売上高比率:45.2%)

現在、中期経営戦略「elematec Pro+」(2023~2025年度)を実施中。以下の7つを基本戦略にあげています。
 ① 高付加価値型ビジネスの強化
 ② 国内外有力顧客の開拓
 ③ 自動車領域への注力
 ④ ポテンシャルエリアの本格開拓
 ⑤ 開発部の機能強化
 ⑥ M&E・アライアンスによる顧客基盤・事業領域の拡大
 ⑦ サステナビリティと人的資本への取り組み

定量目標は、2023年3月期→2026年3月期の当期利益平均成長率 10%(筆者による単純計算では、23年3月期 77億円→26年3月期 102億円)

配当基本方針は、配当性向50%もしくはDOE(純資産配当率)3%のいずれか高い方を目安とします。

エレクトロニクスで「モノ作り」を支える「統合サービス企業」として進化を続けてまいります。

エレマテックは、2009年に高千穂電気株式会社と大西電気株式会社がひとつになり、エレクトロニクス商社として誕生しました。高千穂電気創業の1947年以来、進化の著しいエレクトロニクス業界に身を置き、柔軟性やスピードを武器にお客様からの信頼を獲得しながら成長を続けてまいりました。製品開発のスタートラインからお客様と同じ方向を見つめ、共に汗をかく「モノ作り」のパートナーとして、企画開発の段階から関わり、設計・試作・量産段階までサポートすることでワンストップソリューションを実現します。業界トップクラスの国内外ネットワークを通じて、電子材料はじめ様々な部材・モジュール品から完成品に至るまで、グローバルにお届けしております。今後も世界中のお客様に信頼され、選ばれる「エレクトロニクス業界における統合サービス企業」として、当社グループならではの付加価値の創造と成長の加速を目指してまいります。

トップメッセージより

当連結会計年度(2023年度)におきましては、EV向け商材を中心とした自動車関連ビジネスに注力し、当該マーケットは順調に拡大しましたが、中国の景気回復の遅れ等を背景に電子部品の生産が低迷したこと等の影響を受け、主要なマーケットにおけるビジネスが低調に推移した結果、前期比で減収減益となりました。

直近では厳しい事業環境が続いているものの、当社グループを取り巻くエレクトロニクス業界は、様々な分野における需要の高まりにより、中長期的な市場規模の拡大が予想されています。中期経営戦略「elematec Pro+」は2年目に入りましたが、引き続き自動車等成長分野への重点的なリソース配分や各施策を着実に実行することに加え、当社グループの総合力を最大限発揮し、お客様に付加価値を提供することで、持続的な成長を目指してまいります。

株主・投資家向けメッセージより

分析

●長期業績推移
売上高は25年間通算でみれば増収傾向にありますが、2016年以降は停滞気味でかつバラつきが大きくなっています。
売上高営業利益率は概ね 2.5%~4.5%のレンジに収まっており、業種がら低収益率であるものの非常に安定しています。すなわち利益水準は売上にほぼ比例して上下しています。そしてこの25年間で赤字を出していません。
長期的に見れば増収傾向にあることはプラス材料、利益率水準が低いことがややマイナス材料で、安定成長スコアは8点と高評価です。

●主要指標(会社予測)
配当利回り:4.36%と高利回り。PER 14.09倍とやや割安な水準です。自己資本比率:60.1%、ネットキャッシュ比率:71.7%と財務健全性も特段の問題はありません

●その他の視点
エレクトロニクス商社という業種の宿命ですが、電機業界など製造業の景気動向に影響を受けやすくなっています。売上高利益率水準は非常に安定しており、この25年間赤字を出していないのは素晴らしいのです。しかし、逆に言えば高付加価値化が難しく、利益を伸ばそうとしたら売上高頼りになってしまいます。
ここ数年の株価の動きをみると、新型コロナショックにより2020年3月に安値 679円をつけた後は上昇基調で、直近では2,064円となっています。

※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。

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