2924 イフジ産業
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長期業績グラフ・安定成長スコア
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主要指標
株価 | ¥1,420 | 2024/7/17 |
実績 | 会社予想 | |
配当利回り | 3.38% | 3.45% |
PER | 7.34倍 | 8.57倍 |
CN-PER(※) | 4.47倍 | 5.22倍 |
自己資本比率 | 66.2% | |
NC比率(※) | 39.1% |
※NC比率:ネットキャッシュ比率
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企業概要
企業IRページ(https://ifuji.co.jp/ir/)より
同社は液卵(あらかじめ卵を割って液状にしたもの)を主軸とする食品メーカーです。
2024年3月期売上高は 245億円(前期比 +17.3%)。セグメント別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、液卵関連事業:95.0%、調味料関連事業:4.9%です。
中期経営計画は策定していない、もしくは公開されていません。代わりに有価証券報告書では今後に向けた施策として、①営業施策、②購買施策、③製造施策、④コスト削減活動、⑤研究開発、⑥業容の拡大、の6つが記載されています。
食を担う幅広い産業の期待に信頼と誠意と提案でお応えしています。
当社は「より豊かな社会」の実現に寄与すべく、不変の経営理念と秩序ある行動規範のもと、昭和47年設立以来、液卵専門メーカーとして福岡に本社を置きながら、関東・中京・関西と全国に工場を運営し、日本全国で「液卵」を製造販売しております。液卵という言葉は聞きなれない言葉ですし、実物を目にされた方もそう多くないと思いますが、お菓子・パン・マヨネーズ・冷凍食品等の様々な加工食品の原材料として使用されており、当社の液卵を口にされたことのない方はほとんどいらっしゃらないと思っております。
それだけに私どもの使命は重大です。品質的に安全な液卵を製造し、ユーザーである食品メーカー様に安定的に液卵を供給し続けていくことが当社の最大の使命であります。
一方でお客様だけでなく従業員に対する使命も非常に大きいと考えております。より心身ともに豊かに、より働きやすい職場を作り上げていくことは今の日本の社会において最大のニーズであり、これに応えていくこともとても大きな社会的使命だと思っております。
持続的な存続、持続的な成長に向かって努力を続け、あらゆる意味で社会に必要とされる企業を目指してまいる所存です。
社長挨拶より
分析
●長期業績推移
売上高は29年間通算でみれば増収傾向にありますが、2016年3月期から5年間停滞するなど、一本調子で上昇しているわけではありません。
利益水準については、2014年3月期以降はほぼ一貫して増益傾向にあります。
ここ10年間増収増益であるのがプラス材料、売上高利益率のブレ幅が大きいのがややマイナス材料で、安定成長スコアは8点と高評価です。
●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.45%とやや高利回り、PER 8.57倍、CN-PER 5.22倍と割安な水準にあります。自己資本比率:66.2%、ネットキャッシュ比率:39.1%と財務健全性も特段の問題はありません。
●その他の視点
同社の好業績は、「①食品加工現場での省力化に寄与すること」「②鶏インフルエンザに影響を受けず安定的な供給が見込めること」による液卵への需要が高まりを追い風にしています。
ただし今後この好調を維持できるかは、液卵市場の伸びしろ、あるいは卵を利用した新規事業の成功にかかっています。
ここ数年の株価の動きをみると、新型コロナショックにより2022年10月に安値 856円をつけた後は上昇基調で2023年9月には高値 1,930円をつけました。その後株価は落ち着き、直近では 1,420円となっています。
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
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