6432 竹内製作所

※他銘柄情報(2025年スクリーニング結果)はコチラ

長期業績グラフ安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ

主要指標

株価¥4,5102025/6/12
実績会社予想
配当利回り(※)4.43%-
PER8.16倍7.14倍
CN-PER(※)3.48倍3.05倍
自己資本比率76.7%
NC比率(※)57.3%
※米国関税政策の影響が不透明なため予想配当利回りは非開示
※CN-PER:キャッシュニュートラルPER
※NC比率:ネットキャッシュ比率

※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ

企業概要

企業IRページ(https://www.takeuchi-mfg.co.jp/ir/index.html)より

同社は、1963年創業の小型建設機械のメーカーです。海外売上高比率 99.1% !! という超グローバル企業でもあります。
なお同社の企業案内は、同社ホームページ(コチラ)に非常に分かりやすく説明されていますので、ぜひ直接ご確認ください。

①地域別売上高

同社では、製造・販売体制を基礎(すなわち現地法人別)に5つの地域別にセグメントを分けています。しかしここでは、より業況を把握しやすい地域別売上高を掲載します。

売上高 (百万円)
2024.22025.22026.2
実績実績前期比構成比予想前期比
日本2,1091,878△11.0%0.9%1,480△21.2%
北米115,164120,0644.3%56.3%134,20011.8%
欧州89,44887,578△2.1%41.1%82,350△6.0%
アジア・オセアニア3,9342,845△27.7%1.3%5,910107.7%
その他1,969863△56.2%0.4%1,06022.8%
合計212,627211,3520.3%100%225,0005.5%
※2026.2期予想は米国関税政策の影響を織り込んでいない

② 経営計画

2025年4月「第四次中期経営計画(2026年2月期~2028年2月期)」を策定。ただし、米国関税政策による影響は織り込んでいません。

数値目標

2025.2 実績2028.2 目標
連結売上高2,132 億円3,000 億円
営業利益371 億円520 億円
1株当り当期純利益552 円800 円
ROE16.6%17%以上

重点施策
(1) 販売網の拡充とアフターパーツの販売拡大
(2) 生産機種の再編成とローダー新工場の建設
(3) 電池式ミニショベルのラインナップ拡充
(4) 人的資本への投資
(5) サステナビリティ経営の推進

③ 私たちの理念

社是
● 創造・・・豊かな感性をもって、ニーズに応えた商品開発をする。
● 挑戦・・・夢と若さをもって、より高い目標に向かって果敢に行動する。
● 協調・・・和と思いやりの心をもって、調和の取れた社会との共生を図る。

企業理念
 ● 世界初から世界のTAKEUCHIへ
   私たちは、創造、挑戦、協調の精神で 切磋琢磨しTAKEUCHIのものづくりを追求します。
   グローバルな視野と感覚をもって、お客さまに信頼される商品とサービスを提供します。
   一人ひとりがもつ力を活かし、 地球にやさしく、 豊かな社会の実現に貢献します。

④トップメッセージより

当社グループは、1963年の創業以来、建設機械市場において「世界初のミニショベル」と「世界初のクローラーローダー」の開発により、新たな市場を切り拓き、常に世界のニーズと向き合い、応えることで成長を遂げてまいりました。
 当社グループの特徴としましては、製品開発の全てを国内で、生産を日米で行う一方、連結売上高のほとんどを海外向けで占めるグローバルな事業展開を行っていることにあります。また、一番の強みは製品に対する市場評価の高さにあり、パワフルかつ耐久性、操作性、快適性に優れた当社製品は、その独自の付加価値の提供により、高い市場シェアを実現しております。
 当社を立ち上げた創業者の思いは、「世の中にないもの」、「人に役立つもの」を世に送り出すことです。この精神は私たちの指針であり、「世界初から世界のTAKEUCHIへ」の企業理念として、受け継がれていきます。さらに今後は、国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に、地球にやさしく豊かな社会の実現に貢献したいと考えております。中でも、「住み続けられるまちづくりを」は、当社グループの事業領域そのものであり、環境にやさしい製品開発をはじめ、より安全で、より効率的で、よりクリーンなまちづくりを支える建設機械の開発、製造、販売、アフターサポートを通して、広く社会に貢献してまいります。また、当社グループの従業員が健康で働きがいを持って活躍できる環境整備を推進いたします。これらの取り組みを通して、お客様、お取引先様、株主様や地域社会の皆様、そして従業員とその家族から信頼され、愛される企業をめざしてまいります。
 今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

社長挨拶より

分析

●長期業績推移
リーマンショック後に大きなダメージを受けましたが、その後は北米を中心に売上を拡大し、飛躍的に業績を伸ばしています(売上高 2010.2期 232億円 → 2025.2期 2,113億円、9倍超!)。利益水準は売上高以上に伸ばしており、売上高利益率も改善しています。新型コロナショックによる影響も軽微にとどまりました。
このような好調な業績を反映し、安定成長スコアは10点と最高評価です。ただし、以下の「留意点など」をご覧ください。

●主要指標(会社予測)
配当利回り(実績):4.43%、PER 7.14倍、CN-PER 3.05倍と高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:76.7%、NC比率:57.3%と財務健全性は良好です。

●留意点など
リーマンショック以降これまで好調に業績を伸ばしてきました。しかし、2024年度第4四半期(2024/12~2025/2)に急ブレーキがかかりました。売上高は前年同期比 13.0%減少、営業利益は 同 65.6%減少です。加えてトランプ関税政策の影響がいまだ不透明です。安定成長スコアの10点というのは過去実績に基づく数値であり、今後の業績リスクを踏まえれば割り引いて評価したほうが良いと考えます。

一方で、配当狙い投資において希望的観測は排さなければならないのですが、ウクライナ・ロシア間でどのような形にせよ停戦が実現すれば復興特需は見込めると思います。

※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。

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