8043 スターゼン
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長期業績グラフ・安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ
主要指標
株価 | ¥1,106 | 2025/6/27 |
実績 | 会社予想 | |
配当利回り | 3.32% | 3.89% |
PER | 5.30倍 | 8.08倍 |
CN-PER(※) | 1.75倍 | 2.67倍 |
自己資本比率 | 51.6% | |
NC比率(※) | 66.9% |
※NC比率:ネットキャッシュ比率
※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ
企業概要
企業IRページ(https://www.starzen.co.jp/ir/)より
同社は、食肉処理・加工や食肉加工品製造を手掛ける食品メーカーです。
①セグメント別・地域別業績
同社は「食肉関連事業」のみであるためセグメント情報を発表していませんが、代わりに決算説明資料において品目別の売上高を公表しています。
売上高 | (億円) | |||
2024.3 | 2025.3 | |||
実績 | 実績 | 前期比 | 構成比 | |
国産食肉 | 1,739 | 1,807 | 3.9% | 41.4% |
輸入食肉 | 1,497 | 1,625 | 8.6% | 37.3% |
加工食品 | 716 | 783 | 9.3% | 18.0% |
ハム・ソーセージ | 96 | 91 | △4.5% | 2.1% |
その他 | 54 | 51 | △5.7% | 1.2% |
合計 | 4,105 | 4,361 | 6.2% | 100% |
② 経営計画
現在「中期経営計画(2023~2025年度)」を実施中。
● テーマ
収益基盤の再構築とサステナブルな事業運営
● 経営戦略
① 新規事業への挑戦
(1)海外事業の積極展開
(2)国内成長市場へのアプローチ強化
② 国内事業改革
(3)国内事業の効率化
(4)高付加価値商品の取り組み
③ サステナビリティ経営と経営基盤強化
(5)社会課題への対応
(6)DX、業務プロセス改革
● 数値目標(2025年度)
‐ 経常利益 :100億円 (2024年度実績 106億円)
‐ EBITDA :120億円 (同 123億円)
‐ 売上高 :4,400億円(同 4,361億円)
‐ 自己資本比率:40%以上 (同 51.6%)
‐ ROE :8%以上 (同 14.6%)
③ 経営理念/ブランド・ビジョン
● 経営理念
食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける
‐ スターゼンと取引してよかったといわれる会社にしよう
‐ スターゼンで働いてよかったと思える会社にしよう
‐ 仕事を通じて自ら成長しよう
● ブランド・ビジョン
「いただきます」で、もっと元気に。
「ありがとう」で、もっと笑顔に。
④トップメッセージ
食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける
私たちスターゼングループは、2024年4月に新たな経営理念を掲げ、併せて経営理念を実現するためのブランド・ビジョン【「いただきます」で、もっと元気に。「ありがとう」で、もっと笑顔に。】を策定し、さらなる成長に向けた挑戦を続けています。
私たちを取り巻く環境は、依然として厳しさを増しています。原料やエネルギー価格の変動、物流・人件費の上昇に加え、持続可能な社会への対応は、ますます重要な課題となっています。さらに、デジタル技術の進化が加速する一方で、リアルな食の価値や人と人とのつながりを改めて見つめ直す機会も増えています。
創業以来、私たちは幾多の困難を乗り越え、挑戦する心とチームワークを大切にしながら成長してきました。そして今、スターゼングループが果たすべき役割は、「食」を通じて社会に貢献し、新たな価値を創造することです。
食の可能性を広げ、世界中の皆様に感動をお届けしたい。その想いを胸に、私たちはこれからも変化を恐れず、持続的な成長を実現してまいります。
分析
●長期業績推移
売上高は2010年3月期まではほぼ2000億円水準を上下していました。その後は徐々に増収傾向となり、2025年3月期には4,361億円に達しています。
利益水準は売上高より遅れて2013年3月期より増益傾向にあります。
売上高営業率は2024年3月期なりようやく2%を超えました。業種特性上、低収益率はやむ得ないのかもしれませんが、依然低い水準に留まっています。
長期的に見れば増収増益(売上高成長率:2.2%、営業利益成長率:3.3%、当期利益成長率:7.3%)であるのがプラス材料、しかし売上高利益率水準が低位にあることがマイナス材料で、安定成長スコアは8点と高評価です。
●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.89%、PER 8.08倍、CN-PER 2.67倍と高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:51.6%、ネットキャッシュ比率:66.9%と財務健全性に特段の問題はありません。
●その他の視点
食品メーカーということで景気の影響を受けにくく、売上高および利益水準は比較的安定しています。ただし売上高利益率水準は上記の通り低位水準です。今後の成長に向けて、和牛の輸出など海外事業の積極展開が成否に注目です。
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。