8043 スターゼン
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長期業績グラフ・安定成長スコア
※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ
主要指標
株価 | ¥3,030 | 2024/7/24 |
実績 | 会社予想 | |
配当利回り | 2.64% | 2.97% |
PER | 7.84倍 | 5.36倍 |
CN-PER(※) | 2.79倍 | 1.91倍 |
自己資本比率 | 48.4% | |
NC比率(※) | 64.4% |
※NC比率:ネットキャッシュ比率
※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ
企業概要
企業IRページ(https://www.starzen.co.jp/ir/)より
食肉処理・加工や食肉加工品製造を手掛ける食品メーカーです。
2024年3月期売上高は 4105億円。セグメントは食肉関連事業のみです。
現在「中期経営計画(2023~2025年度)」を実施中。以下を方針・基本戦略としてあげています。
① 新規事業への挑戦
(1)海外事業の積極展開
(2)国内成長市場へのアプローチ強化
② 国内事業改革
(3)国内事業の効率化
(4)高付加価値商品の取り組み
③ サステナビリティ経営と経営基盤強化
(5)社会課題への対応
(6)DX、業務プロセス改革
食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける
私たちスターゼングループは、この度、新しい経営理念を掲げました。
そして、経営理念を実現するためのブランド・ビジョン【「いただきます」で、もっと元気に。「ありがとう」で、もっと笑顔に。】を策定し、これらの想いをもとにお客様に選ばれ続ける企業を目指します。当社の事業を取り巻く環境は、原料やエネルギー価格の高騰、物流費や人件費などコストの上昇、サステナブルな社会の実現への対応など大きく変化し、企業としての対応を迫られています。
また、デジタル化が進み生活は便利になった反面、ストレスの増加や人間関係の希薄化への対応、ワークライフバランスの追求などへの関心が社会的に高まっています。当社は創立以来、幾多の困難に直面するたびに、挑戦する心とチームワーク、そしてお客様の声に誠実に一生懸命応えることで、それらを乗り越え成長してまいりました。
食の持つ様々なチカラで感動を届けたい。世の中を元気に、笑顔にかえてゆきたい。
トップメッセージより
私たちはこれからも食の可能性を追求し、世界中のあらゆるステークホルダーに感動と信頼を抱いていただける企業を目指し、チームスターゼンで取り組み持続的な成長を実現してまいります。
分析
●長期業績推移
売上高は2010年3月期まではほぼ2000億円水準を上下していました。その後は徐々に増収傾向となり、2023年3月期には4000億円を突破しました。
利益水準は売上高より遅れて2013年3月期より増益傾向にあります。
売上高営業率は2024年3月期なりようやく2%を超えました。業種特性上、低収益率はやむ得ないのかもしれませんが、依然低い水準に留まっています。
長期的に見れば増収増益(売上高成長率:2.1%、営業利益成長率:3.2%、当期利益成長率:7.1%)であるのがプラス材料、しかし売上高利益率水準が低位にあることがややマイナス材料で、安定成長スコアは8点と高評価です。
●主要指標(会社予測)
配当利回り:2.97%と配当狙い投資にはやや妙味にかけます(銘柄スクリーニング時は3%を超過していたのですがその後の株高で3%を切りました)。PER 5.36倍、CN-PER 1.91倍とかなり割安な水準にあります。自己資本比率:48.4%、ネットキャッシュ比率:64.4%と財務健全性は特段の問題はありません。
●その他の視点
食品メーカーということで景気の影響を受けにくく、売上高および利益水準は比較的安定しています。ただし売上高利益率水準は上記の通り低位水準です。
株価はかなり割安な水準のわりに配当利回りがそれほど高くないのは、配当性向が16%(2025年3月期会社予測)とかなり低いためです。PBRは0.76倍と1倍を大きく割り込んでいるため、東京証券取引所からのプレッシャーにより何らかの株価上昇施策が取られることを期待します。
また、和牛の輸出など海外事業の積極展開をしています。昨今の円安が追い風ですが、どこまで成長に寄与するかに注目です。
ここ数年の株価の動きをみると、2021年11月に安値 1792円をつけた後はほぼ一直線な上昇基調で、直近では3030円となっています。
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。