1928 積水ハウス

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長期業績グラフ安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ

主要指標

株価¥3.5862024/7/10
実績会社予想
配当利回り3.43%3.60%
PER11.59倍11.12倍
CN-PER(※)6.24倍5.99倍
自己資本比率52.3%
NC比率(※)46.1%
※CN-PER:キャッシュニュートラルPER
※NC比率:ネットキャッシュ比率

※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ

企業概要

企業IRページ(https://www.sekisuihouse.co.jp/company/financial/)より

同社は、戸建住宅事業を出発点に、「請負型ビジネス(戸建住宅、賃貸・事業用建物、建築・土木)」「ストック型ビジネス(賃貸住宅管理、リフォーム)」「開発型ビジネス(仲介・不動産、マンション、都市再開発)」「国際ビジネス」の4つ事業セグメントをグループ各社と連携し展開しています。

売上高は 3兆 1072億円。セグメント別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、戸建住宅事業:15.2%、賃貸・事業用建物事業:16.7%、建築・土木事業:8.7%、賃貸住宅管理事業:20.6%、リフォーム事業:5.6%、開発事業:16.5%、国際事業:16.5%です。

現在「第6次中期経営計画(2023~2025年度)」を実行中
最終2025年度における目標は、売上高:3兆 6760億円(2023年度実績 3兆 1072億円)、営業利益:3,180億円(同 2,710億円)、当期純利益:2,140億円(同 2,023億円)。「国内の”安定成長”と海外の”積極的成長”」のスローガンの通り、米国・豪州を中心とする海外事業を成長の軸においています。
株主還元については、配当性向:40%以上、1株当り配当金:110円以上、としています。

2024年6月6日、米国のM.D.C. Holdings, Inc. 社 の完全子会社化に伴い、2025年1月期の売上高等も予想を上方修正することを発表しています。
また東京・国立市にて同社が建設中のマンションを景観問題から取り壊しを決定したことがニュースとなりましたが、私がIRトピックスをみたかぎりその影響度は発表されてません。

「国内の“安定成長”と海外の“積極的成長”」を推進し、世界中に「幸せ」という付加価値の提供を目指す

グローバルビジョンに対する想い
100年という長い人生を心豊かに暮らすため、住まい手の「幸せ」づくりを支える

 当社は1960年の創業以来、常に時代に先行し、先進的な技術で課題を解決しながら、ハード面の圧倒的な強みを蓄積してきました。

 30年を一つの区切りとして、1990年までの第1フェーズでは、お客様の命や財産を守る「安全・安心」な住まいの提供を最優先しました。続く2020年までの第2フェーズでは、住まい手にとって快適さと環境配慮を追求する住宅の提案を行うことにより、新たな価値の創出を行ってきました。

 そして、次の30年、つまり2050年に向けての新たな価値は、いかにあるべきか。キーワードは「幸せ」です。私たちは、第1フェーズと第2フェーズで築いた時代をリードする耐震技術、断熱・省エネルギー技術の上に、「 幸せ 」という付加価値を創出することとし、2020年に“「わが家」を世界一幸せな場所にする ”というグローバルビジョンを発表しました。

 住宅は生活の基盤であり、長期にわたって使用される耐久財です。さらに、人生100年時代を心豊かに暮らすためには、健康や友人・家族とのつながり、さまざまな体験・スキルといった価値を住宅から提供し、住まい手の「幸せ」づくりを支えることが求められます。当社は2018年に「住生活研究所」を新設し、企業では日本初となる「幸せ」研究にも着手しました。その成果は、戸建住宅事業の好調な業績を牽引している、大空間リビング「ファミリー スイート」などにすでに表れています。今後も家族やライフスタイルの多様な変化に対応する「幸せ」のノウハウを、科学的・理論的に明らかにしていく考えです。 

 一方で、お客様に「幸せ」をお届けするためには、住まいづくりに携わる私たち自身と、その家族も幸せであることが欠かせません。グローバルビジョンの実現へとつなげていくために、多様な働き方や生き方を支えるさまざまな取り組みを推進しています。
 また、事業を通して社会に貢献することも企業市民としての使命です。具体的には、ESG経営のリーディングカンパニーになることを目指しています。中でも環境に配慮した商品やサービスの提供を目指す「グリーンファースト」と、子育てを応援し、感性豊かな成長を支援する「キッズ・ファースト」の2つを軸に、お客様や時代が求める新しい価値を提供します。

 グローバルビジョンを掲げてから早3年が経ちましたが、30年ビジョンのうちの3年であり、なすべきことはまだまだ多くあります。しかしながら、第3フェーズの始まりである第5次中期経営計画において、策定当初の目標を大きく上回る実績を挙げたことから、ビジョンを達成する道のりのスタートにふさわしい3年であったと考えています。

(以下、長いのでタイトルのみ。続きはコチラ

・マテリアリティの特定について、持続可能な未来に向けた重要課題は、普遍的な価値観に基づくものであるべき
・第5次中期経営計画を振り返って コロナ禍の中でベクトルを一つに社会課題と向き合い、成長トレンドを維持
・ESG経営のリーディングカンパニーへ
・第6次中期経営計画策定にあたって ニーズの多様化とテクノロジーの進化に対応
・キーワードは、「国内の “安定成長”と海外の“積極的成長”」
・ビッグデータを活用した新たなサービスの創出
・人的資本経営 「イノベーション&コミュニケーション」を合言葉に人財価値の向上と社会価値の向上を図る

トップメッセージより

分析

●長期業績推移
リーマンショック後の2010年1月期に業績は落ち込み、営業赤字・最終赤字を計上しました。しかしその後業績は急回復し、リーマンショック前を大きく凌駕する売上・利益をあげています。このような業績を反映し、安定成長スコアは9点と高評価です。

●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.60%、PER 11.12倍、CN-PER 5.99倍と比較的高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:52.3%、ネットキャッシュ比率 46.1%と財務健全性も特段の問題はありません

●その他の視点
国内有数のハウスメーカーとしての基盤を築いており、セグメント別にみても7セグメントでバランスの取れた売上を上げています。とはいえ、国内市場は頭打ちでしょうから経営計画にある通り海外事業の成長が今後のカギとなります。

また良好な業績推移を受け、2020年3月安値 1,551円が、ほぼ右肩上がりで現在3,506円とすでに2倍以上に上昇しています。まだまだ割安水準とは思いますが、今から参入するには少々勇気がいります。

※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。

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