5363 東京窯業

※他銘柄情報(2025年スクリーニング結果)はコチラ

長期業績グラフ安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ

主要指標

株価¥5362025/6/25
実績会社予想
配当利回り3.96%3.34%
PER7.59倍9.02倍
CN-PER(※)△2.74倍△3.26倍
自己資本比率69.1%
NC比率(※)136.1%
※CN-PER:キャッシュニュートラルPER
※NC比率:ネットキャッシュ比率

※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ

企業概要

企業IRページ(https://www.tyk.co.jp/ir.html)より

事業の主力は、鉄鋼産業や非鉄金属産業向けの耐火物(耐火レンガ等)です。

①セグメント別・地域別業績

同社では、生産・販売体制を基礎とした地域別にセグメントを構成しています。

売上高 (百万円)
2024.32025.32026.3
実績実績前期比構成比予想前期比
日本20,74321,5573.9%67.5%--
北米3,6524,65027.3%14.6%--
ヨーロッパ4,3704,4181.1%13.8%--
アジア8928960.4%2.8%--
合計30,01131,9336.4%100%29,710△7.0%
セグメント
利益
(百万円)
2024.32025.3
実績実績前期比構成比
日本2,9673,96633.7%79.0%
北米174438151.7%8.7%
ヨーロッパ32135310.0%7.0%
アジア159131△17.6%2.6%
合計3,6825,01936.3%100%

② 企業理念

● 社是
 仕事を通じて 世界に喜びと 感謝の輪を広げる

● 環境基本理念
 株式会社TYKは、地球環境を保全することによって人類社会が永続的に発展することに貢献していきます。

● 品質基本理念
 私たちは人間尊重をもとに、絶え間ない革新を通じ、お客様に満足・感動していただける最高の品質と価格とサービスを提供しつづけます。

③トップメッセージ

ごあいさつ

山と海そんな豊かな自然と、勤勉な日本人の国民性の中で、
TYKグループは育まれて来ました。TYKグループの歴史は、
「先端技術へのチャレンジとお客様へのひたむきな貢献」
の歴史であります。そして、我々が常に抱いている思いは、
「仕事を通じて世界に喜びと感謝の輪を広げる」
ということです。お蔭様で、多くのお客様、取引会社様を持つことができ、
皆様に育てられてここまで来ることが出来ました。

現在、世界は、政治状況、経済状況、産業動向等すべてにおいて激動の時代です。
我々の頭の中には、国境の概念はありません。世界の優れた人材を糾合し、
更に「先端技術へのチャレンジとお客様へのひたむきな貢献」を追求して参ります。

そのために2つの現場「我々のものづくりの現場」と
「お客様に我々の商品を使っていただく現場」を大切にしていきたいと考えております。
そして、我々は過去にとらわれず、未来に向かって自分達を変えて行くことに躊躇しません。

お蔭様で、我々には「夢」を大切にする社風が培われています。
夢を実現するためには、大きなエネルギーとたくましい精神力とが必要ですが、
我々はその夢を実現した時に得られる大きな喜びと深い感動を知っています。

いま、私たちが直面している大変革のうねりは、いいかえれば新たな夢の波紋の拡がりです。
我々はこれからも、「よりよい製品とサービスを、よりローコストに、よりスピーディに」
をモットーに、皆様と喜びを分かち合える様、夢の実現にチャレンジして参ります。

分析

●長期業績推移
当期利益(黄の折れ線グラフ)をみると、1980年代後半から2010年までゼロ近辺で推移していました(すなわち赤字を出したり出さなかったり)。ところが2011年3月期より四半世紀ぶりに眠りから覚めたように急成長、2025年3月期には 31億円を計上しています。
売上高についても、1980年代後半から2017年まではほぼ 200億円弱の水準で推移していましたが、2018年3月期より増収傾向に転じ2025年3月期には 319億円まで拡大しました。
ここ10年ほどの好業績を反映し、安定成長スコアは8点と高評価です。ただし下記の留意点もご確認ください。

●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.34%、PER 9.02倍、CN-PER △3.26倍と高利回り、割安な水準にあります。
特筆すべきは企業の清算価値の高さです。NC比率が136.1%と100%を大きく上回っています。時価総額 244億円に対しネットキャッシュは 331億円(うち流動資産:363億円、投資有価証券×70%:86億円、負債:▲117億円)です。

●留意点
CN-PERはマイナス、PBRは0.58倍と、企業価値に比べ株価が異常に低く放置されている企業です。それに対し、同社が何か対策をしているかといえば、気持ち程度の株主優待制度を導入しているくらいです。最大の問題は、IR(投資家向け情報開示)がまったく充実していません。IRページには有価証券報告書と決算短信が掲載されているだけ、(大変失礼ながら)上記のトップメッセージにも将来に向けた具体的なことが何も述べられていません。このあたりが安値で放置されている一因でしょう。

※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。

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