7995 バルカー
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長期業績グラフ・安定成長スコア
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主要指標
株価 | ¥3,750 | 2024/7/12 |
実績 | 会社予想 | |
配当利回り | 4.00% | 4.00% |
PER | 13.42倍 | 13.18倍 |
CN-PER(※) | 9.06倍 | 8.89倍 |
自己資本比率 | 64.7% | |
NC比率(※) | 32.5% |
※NC比率:ネットキャッシュ比率
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企業概要
企業IRページ(https://www.valqua.co.jp/ir/)より
同社はシール製品事業と機能樹脂製品事業を手掛ける化学メーカーです。
2024年3月期売上高は 617億円。セグメント別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、シール製品事業:60.2%、機能樹脂製品事業:35.0%、シリコンウエハーリサイクル事業:4.9%です。
地域別売上高比率は、日本:67.9%、アジア:24.0%、北米:8.0%(海外売上高比率:32.1%)。
現在「中期経営計画NF2026」(2025年3月期~2027年3月期)を実施中。
最終2027年3月期の目標は、売上高:800億円(2024年3月期実績 617億円)、営業利益:120億円(同 71億円)、当期純利益:85億円(同 49億円)と置いています。
戦略トピックの一つとして「先端産業市場における強固な地位の確立」をあげており、売上高に占める比率を52.5%(同 43.1%)まで引き上げることを目標としています。
株主還元としては、株主還元性向(配当性向 + 自己株式取得)を50%とすることを目標としています。
ご挨拶「ステークホルダーの皆さまへ」
バルカーは、1927年に創業し、社名の由来でもあるValue(価値の創造)&Quality(品質の向上)の基本理念のもと、シール製品の販売とシールエンドニアリング、そして高機能樹脂製品の提供を通じてお客さまに感動を提供し、あらゆるステークホルダーから信頼いただける企業であり続けることを社会的責務としてきました。
2027年に創業100周年を迎える当社グループは、2020年に"創業100周年のありたい企業像「未来と未知に挑むチャレンジングな企業」"を掲げました。この企業像の中では、「環境・社会・企業統治」に積極的に取り組む、地球市民としてサステナビリティへの取り組み姿勢も明確にしました。100周年とその先に目指す企業像の実現に向けては、当社グループの根幹である企業理念「THE VALQUA WAY」を中心としたビジョナリー経営を追求し、深化させることが重要です。「THE VALQUA WAY」は、基本理念Value&Qualityとしての性格と、従業員の指針、判断基準、コミュニケーションツールといったより実践的な側面を併せ持つ独自の概念です。これまでの事業活動の歩みの中で、逆境下での経営目標の達成などビジョナリー経営が奏功してきたと考えていますし、今後も、当社グループと従業員にとって共有しつづける大切な礎です。2024年度からは新たに「Well-being経営」を加え、従業員への支援を通してビジョナリー経営を側面から強化していきます。
社会の価値観が一層複雑、多様化し、不確実性にさらされている現在、今後ともステークホルダーの最高満足とサステナビリティにつなげる取り組みである新中期経営計画(NF2026)を2024年度からスタートしました。まず、企業理念「THE VALQUA WAY」との整合性を常に自問自答し、当社グループの在り方、方向性と価値創造の方法を追求していく目線を確立しなくてはなりません。
また、地政学リスクの増大に対応するサプライチェーンの再構築を進めてきましたが、今年度はさらなる環境変化に対応するためのサプライチェーン改革と日本市場での強靭化を着実に実行していきます。
さまざまな社会課題を解決し、持続可能な社会を実現するためにもDXは非常に重要な取り組みと位置付けられています。すでに実現した社内外のDXの成果をもとに、本年をデジタルイノベーション元年と位置付け新たなビジネスモデルの構築を強力かつ迅速に進めていきます。NF2026を開始する節目の今年、創業100周年と将来にわたる持続的な成長と更なる企業価値向上を目指し、社長COOの交代を含む経営体制の世代交代を行いました。また、「Well-Being経営」をより強力に推進していくために、新たにCWO(最高ウェルビーイング責任者)を設けました。新社長COOが兼務しながら、当社の新たなコーポレートイメージであるWell-beingを、社内外のあらゆるステークホルダーとの間でWell-beingの輪を広げてまいります。
代表取締役挨拶より
新体制とNF2026によって、バルカーグループの目指す姿と活動が、社会課題の解決、サステナビリティにつながると信じ取り組んでいきます。
分析
●長期業績推移
データを取得開始した1985年3月期から2018年3月期までの34年間、売上高は300億~500億円のレンジで波をうっていました。しかし、2010年3月期以降は上昇トレンドにのって、2019年3月期には500億円を突破。その後2年間落ち込みますが、再び上昇トレンドとなり2024年3月期には614億円という実績を残しています。
利益水準についても、2013年3月期以降は増益トレンドにあります。ただし、直近2024年3月期および2025年3月期(予想)は頭打ちの状態にあります。
ここ10年あまりは増収増益、しかし売上高や利益水準にバラつきのあるところが多少減点され、安定成長スコアは8点と高評価です。
●主要指標(会社予測)
配当利回り:4.00%、PER 13.18倍、CN-PER 8.89倍と高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:64.7%、ネットキャッシュ比率 32.5%と財務健全性も特段の問題はありません。
●その他の視点
上記の通り、2013年3月期以降は増収増益トレンドにあります。しかし、利益水準のバラつきが多いのが気にかかるところです。
ここ数年の株価の動きをみると、2023年1月の安値 2,583円から2024年3月に5,340円まで一気に上昇。しかし、減収減益発表もあり株価は急落、直近は3,750円です。このように最近値動きが激しいので、配当狙い投資の場合には様子を見ながら小出しに購入するのが無難と考えます。
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。