3946 トーモク
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長期業績グラフ・安定成長スコア
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主要指標
株価 | ¥2,360 | 2024/8/9 |
実績 | 会社予想 | |
配当利回り | 2.97% | 3.81% |
PER | 7.31倍 | 5.54倍 |
CN-PER(※) | 10.63倍 | 8.06倍 |
自己資本比率 | 41.5% | |
NC比率(※) | -45.5% |
※NC比率:ネットキャッシュ比率
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企業概要
企業IRページ(https://www.tomoku.co.jp/group/ir/)より
同社は段ボール製造を中軸とする企業です。
2024年3月期売上高は2,115億円(前期比 ▲0.6%)。セグメント別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、段ボール:55.8%、住宅:25.6%、運輸倉庫:18.7%。住宅事業は、輸入宅「スウェーデンハウス」を主力とします。
PBR(目標 1.0倍に対し直近0.44倍)、ROE(目標 10.0%に対し直近 6.3%)の改善が経営課題。
それに対し、「第2次中期経営計画」では、2026年3月期の業績目標として、売上高 2,500億円(2024年3月期実績 2,115億円)、営業利益率 5.8%(同 3.8%)を掲げています。
「包む」をイノベーションする。
昭和15年(1940年)に北海道にて創業、昭和24年(1949年)東洋木材企業株式会社が発足しました。(昭和46年(1971年)1月に現在の株式会社トーモクに社名変更)
缶詰用仕切板、建築用材・木質プレハブ等の木材を活用した事業を行い、缶詰用仕切板(函)は段ボール事業へ、建築用材・床板・木質プレハブは住宅事業へ、両者の輸送・保管は運輸・倉庫事業へと継承して参りました。
トーモクグループは、価値・品質を包み、暮らしを包み、安全にお届けすることでお客様からご信頼をいただくと共に、絶え間ないイノベーションの実現を目指し挑戦し続けております。
これら企業活動の成果が社会の発展と相俟って、長期的な企業価値の増大に繋がっていくことを経営の指針としております。豊かな暮らしを支える事業を通じて、これからもサステナブルな社会の実現にグループ一丸となって貢献してまいります。
トップメッセージより
分析
●長期業績推移
売上高が2000年3月期に急増しているのは単体ベースから連結ベースへの変更に伴うもの、2022年3月期に増加しているのはM&Aなどによるものです。
2000年3月期の当期利益を除き、赤字は出しておらず利益水準は安定しています。しかし、いかんせん売上高利益率が低く(青の棒グラフよりも赤と黄の折れ線グラフがかなり下方)、それが経営課題となっています。
長期的に見れば増収増益であること及び利益率水準が安定していることがプラス材料、一方で売上高利益率が低いことがややマイナス材料で、安定成長スコアは8点と高評価です。
●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.81%、PER 5.54倍、CN-PER 8.06倍と高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:41.5%と財務健全性はやや低い水準、ネットキャッシュ比率:▲45.5%と負債に対する流動資産等の比率はかなり低い水準です。
●その他の視点
PBR、ROEの改善のため、企業価値や収益性の向上が経営課題となっている企業です。
中核といえる段ボール事業はまずまず好調なのですが、住宅事業や運輸倉庫事業が足を引っ張っています。特性の異なる3事業を統括して成長させていくのに苦労しているのではないかと想像します。
株価は、2022年10月に安値 1,407円をつけた後、2024年5月には2,960円まで2倍を超える上昇をみせました。しかし、あの8月5日に急落、直近では2,360円となりPBR 1.0倍が遠のいてしまいました。
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
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