4752 昭和システムエンジニアリング
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長期業績グラフ・安定成長スコア
※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ
主要指標
株価 | ¥1,398 | 2024/7/12 |
実績 | 会社予想 | |
配当利回り | 3.58% | 3.58% |
PER | 9.25倍 | 9.09倍 |
CN-PER(※) | 4.14倍 | 4.07倍 |
自己資本比率 | 59.5% | |
NC比率(※) | 55.3% |
※NC比率:ネットキャッシュ比率
※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ
企業概要
企業IRページ(https://www.showa-sys-eng.co.jp/ir_info_kessan.html)より
金融機関向けシステムに強みを持つシステム開発会社です。
売上高は 79.6億円。セグメント別売上高比率(セグメント間取引消去後)は、ソフトウエア開発事業:98.4%、BPO(事務代行)事業:1.6%。
業種別売上比率は、証券:50.9%、銀行:13.8%、製造:9.7%、サービス・公共:9.4%、保険:8.7%、流通・小売:7.5%。
現在、中期経営計画「+ transform 2nd Stage」を実施中。以下の4つを基本方針にあげています。
① DXの推進
② 既存ビジネス領域の維持・拡大
③ 社内デジタル基盤の強化
④成長戦略としての人材確保と働き方改革
株主還元については、①安定的配当の継続、②配当性向 30%~40%相当を目標、としています。
昭和システムエンジニアリングの創業(当時社名:昭和計算センター)は1966年になります。
創業時の「企業は人なり」の企業理念を基軸にし、現在は・顧客満足度向上の追求
・魅力ある人間の育成
・社会への貢献
という3つの経営理念を掲げて、幅広い業種・業態のお客様に向け高品質なICTサービスを提供しております。2022年4月からスタートさせた中期経営計画「+ transform 2nd Stage」では、50年以上の長きにわたり、お客様とともに培ってきた業務知識を強みに、従来型のTraditional ITビジネス と デジタル技術を駆使して新しい価値を創造するDXビジネス 双方の成長を目指しています。
また社内におきましても、急速に変化する世の中に対応するため、外的要因に揺るがない強固なデジタル基盤を確立すると共に、すべての社員がDXの知見を深め活躍できる組織へと成長できるよう、全社を挙げてDX人材教育に注力します。
わたしたちは見識溢れるシステムインテグレーターを目指し、“Knowledge Integrator” をコーポレートステートメントとして掲げています。
社長挨拶より
コーポレートステートメントの価値観を大切にして、全力で邁進していく所存ですので、これからも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
分析
●長期業績推移
売上高は28年間通算でみれば増収傾向にありますが、一貫して右肩上がりというわけではなく、2001年3月期から約10年にわたり業績低迷、その後回復するも2016年3月期以降5年間再び低迷、2022年3月期から成長と、成長期と停滞期を繰り返しています。
利益水準についても、2010年3月期には赤字スレスレと利益率が悪化していたのですが、それから利益率は回復傾向にあります。特にここ数年は、赤い折れ線の営業利益が青い棒グラフの売上高を上回っており、これは売上高営業利益率が 10%を超過していることを意味しています。
長期的に見れば増収増益、しかも売上高利益率は改善傾向にあることから、安定成長スコアは9点と高評価です。
●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.58%、PER 9.09倍、CN-PER 4.07倍とやや高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:59.5%と財務健全性は問題ありません。
ネットキャッシュ比率: 55.3%と高水準です。時価総額が約67億円に対し、同社の所持する現金・預金が 58億円とキャッシュリッチな状態であることが主要因です。
●その他の視点
ここ数年のあいだ好業績をあげていますが、大きなリスクは証券会社向け売上が50%を占めていることです。最近、証券業界は株高や新NISAで活況を呈しているものの、これらの動きが一段落した後の影響度が不透明です。
ここ数年の株価の動きは、2022年4月に安値 708円を付けた後、2023年に高騰、直近で1,398円とほぼ2倍になっています。
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
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