5970 ジーテクト
●2011年菊池プレス工業と高尾金属工業が合併して誕生したホンダ系の自動車骨格プレス部品メーカー
●合併後、売上高を大きく伸ばすも利益水準はそれほど伸びていない



●業績:011年菊池プレス工業と高尾金属工業が合併して誕生。その後も売上高を順調に伸ばすも(2012年3月期 1,354億円 → 2026年3月期 3,334億円 約2.5倍)、利益水準の伸びはそれほどでもなく(営業利益 同 98億円 → 156億円 約1.6倍)、売上高営業利益率は低下しています。
●分析:自動車部品メーカーは業績に比べ株価がかなり割安な銘柄が多く、同社もその中の一社でPER 6.86倍、配当利回り 4.70%です。このような現状に対する同社の経営方針として、受動的な部品下請けメーカーから、能動的な提案型サプライヤーへの進化を目指しています。そしてその実現のための事業戦略として「システムサプライヤー(Tier0.5)へ」「新規事業の創出」「スマートファクトリー化」をあげています。これら経営戦略の成否が、同社を単なる自動車部品メーカーから進化させ、株価の改善にもつながると考えられます。
株価は、2011年4月の合併時 946.5円から2018年5月には高値 2,569円まで上昇しました。その後下落トレンドに転じ、新型コロナショック時の2020年7月には 872円まで下がりました。その後は上昇トレンドに反転し、直近は 2,083円に達しています。
・長期業績グラフや安定成長スコアについて詳しくはコチラ
・同社を含む2026年スクリーニング企業の一覧はコチラ
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。
➢ 参考情報
●リンク先
・同社公式IRページ
・最新の株価(Yahooファイナンス)
●同社株への筆者の投資方針(本記事作成日現在)
・保有有無:なし
・投資方針:様子見(まだ自動車部品下請けメーカーの枠を出ていません。今後の「提案型サプライヤー」への進化を期待。)
●定性評価(試行中、詳しくはコチラ)
| 非財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎経営理念・トップメッセージ | ||
| その企業ならではの理念(世界観・価値観・倫理観)が語られているか。 | 立派な経営理念であるが、個性はない。経営方針などやりたいことは明確なので、もっと理念にも反映させた方がよいのでは。 | |
| ◎IR | ||
| IRの内容は充実しているか。検索・閲覧をしやすいレイアウトとなっているか。 | 一通りそろっている。メニュー画面は見やすい。 | |
| 事業内容が、一般個人にも分かりやすく説明されているか。その企業ならではの魅力・沿革が紹介されているか。 | 「ジーテクトの事業&強み」にまとめられている | |
| ◎中期経営計画 | ||
| 過去の振り返りがなされているか。特に未達項目について十分な検証と改善策策定がなされているか。 | 決算説明会において、過去5年間の振返り。課題として「更なる売上拡大と、収益性の改善」 | |
| 成長戦略(新規事業)は経営理念にひもづけされているか。 | 事業戦略として、「システムサプライヤー(Tier0.5)へ」「新規事業の創出」「スマートファクトリー化」が並べられているが、経営理念が抽象的なためひもづけられているか判断が難しい。 | |
| 成長戦略(新規事業、海外事業)について、期待リターン、投入資金、リスクとその軽減策が明示されているか。 | 3年間で投資1,125億円(新機種・生産体質変革950億円、研究開発120億円、新規事業30億円、人的資本15億円、DX10億円。 事業環境のリスクとして、「世界経済・地政学的リスクから来る課題」「自動車産業・OEMが抱える課題」をあげている。 | |
| 内部統制や人事施策など社内体制に係る計画が策定されているか。 | 経営課題への対応として、「管理職育成プログラム」、「業務遂行スキル向上」、「自主的で継続的な学びの支援」の3つのテーマを掲げ、それぞれの従業員に適した各種の教育研修・学習支援プログラムを提供 | |
| 多様性(ジェンダー、国籍など)に関する施策が策定されているか。 | 多様な働き方の環境整備と支援のため、女性採用比率、女性役職者比率、男性育児休暇取得率、多様な働き方を支援する新施策数に目標値を定めている。 | |
| ◎KPI | ||
| 従業員のモチベーションに関するKPIが設定されているか。 | 上記の通り多様な働き方を支援するための指標および目標値を設定している。 | |
| 経営理念や経営戦略につながるKPIが設定されているか。 | 開示資料には見当たらず | |
| 財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎決算分析(決算短信、有価証券報告書、決算説明会資料) | ||
| 利益に関する前期対比の変動要因分析がなされているか。 | 売上高、営業利益、キャッシュフローに関し、変動要因分析 | |
| 業績悪化の場合、その原因が具体的に分析されているか。また外部要因だけでなく内部要因にも言及されているか。 | 特になし | |
| 特定のセグメントに業績が偏っていないか。 | 事業セグメントは、プレス部品単一。ホンダ向け売上が50%超。地域別には、日本・北米・欧州・アジア・中国・南米(海外売上比率82%) | |


