7811 中本パックス
●グラビア印刷を軸に、コーティング加工やラミネート加工、プラスチックシートの成型加工をおこなう印刷加工会社
●2016年の上場来、業績は比較的順調に伸長



●業績:2016年の上場以来比較的順調に業績を伸ばしています(売上高 2016年3月期 304億円 → 26年3月期 496億円、当期利益 同 7億円 → 21億円)。
●分析:印刷業という(失礼ながら)真新しさのない業界で業績を順調に伸ばしているのは、同社の経営努力と考えられます。ただし、上場から日が浅く利用可能な決算期が10年あまりしかありません。筆者が場合によって40年にも及ぶ長期間の業績を分析対象としているのは、長い間にはその企業にとって大逆風にさらされる時があり、その時にどの程度の影響を受けるのか、そこからどのような立ち直りを見せているのか見たいからです。したがって同社はまだ「長期」業績安定企業とするのはまだ早いということになります。直近の環境からすると、原材料高に同社がどのように対応するのか注視しています。
株価は、2016年3月3日の上場初値 740円から2018年1月高値 2,385円まで一気に株価を上げました。それ後は下落に転じ、2020年3月には安値 967円をつけました。そこから緩かな上昇トレンドとなり、直近には 2,000円の手前まで戻しています。PER 7.91倍、配当利回り 3.79%と割安感があります。
・長期業績グラフや安定成長スコアについて詳しくはコチラ
・同社を含む2026年スクリーニング企業の一覧はコチラ
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。
➢ 参考情報
●リンク先
・同社公式IRページ
・最新の株価(Yahooファイナンス)
・株主優待(当ブログ)
●同社株への筆者の投資方針(本記事作成日現在)
・保有有無:あり
・投資方針:継続保有(上記の通り上場以来の年月が十分でないというリスクはあるものの、いまの業績上昇トレンドはまだ続くと判断。)
●定性評価(試行中、詳しくはコチラ)
| 非財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎経営理念・トップメッセージ | ||
| その企業ならではの理念(世界観・価値観・倫理観)が語られているか。 | 経営理念は、「社是」「経営行動要領」「使命観6ヶ条」から成る。社是:経営行動要領が中核理念。使命観6ヶ条がより具体的な行動指針となっている トップメッセージは、業務内容、今後の方針を簡潔にまとめている | |
| ◎IR | ||
| IRの内容は充実しているか。検索・閲覧をしやすいレイアウトとなっているか。 | 可もなく不可もなく 株主向け年次報告書(第38期)は見開きで色合い・レイアウトもバランスよくとても見やすい。さすがは印刷会社 | |
| 事業内容が、一般個人にも分かりやすく説明されているか。その企業ならではの魅力・沿革が紹介されているか。 | 事業内容・沿革が簡潔に紹介されている | |
| ◎中期経営計画 | ||
| 過去の振り返りがなされているか。特に未達項目について十分な検証と改善策策定がなされているか。 | 前中期経営計画の振返り総括あり。5施策中4施策で達成。未達事項に対する検証はなし。 | |
| 成長戦略(新規事業)は経営理念にひもづけされているか。 | 6項目の全社経営方針ならびに「グラビア印刷技術等のコア技術をベースに事業を拡大」との基本方針の元、重点取組6項目を設定。 成長の主軸は、IT・工業材分野、M&A、技術力強化、海外事業 | |
| 成長戦略(新規事業、海外事業)について、期待リターン、投入資金、リスクとその軽減策が明示されているか。 | 成長投資に180億円 | |
| 内部統制や人事施策など社内体制に係る計画が策定されているか。 | 全社経営方針として「安全とコンプライアンスの徹底による健全経営」 人事施策は特になし | |
| 多様性(ジェンダー、国籍など)に関する施策が策定されているか。 | 特になし | |
| ◎KPI | ||
| 従業員のモチベーションに関するKPIが設定されているか。 | 開示資料からは不明 | |
| 経営理念や経営戦略につながるKPIが設定されているか。 | 開示資料からは不明 | |
| 財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎決算分析(決算短信、有価証券報告書、決算説明会資料) | ||
| 利益に関する前期対比の変動要因分析がなされているか。 | 売上高・営業利益を対象におこなわれている。営業利益へのプラス寄与はIT・工業材関連、マイナス寄与は販管費 | |
| 業績悪化の場合、その原因が具体的に分析されているか。また外部要因だけでなく内部要因にも言及されているか。 | 業績悪化していない | |
| 特定のセグメントに業績が偏っていないか。 | 5セグメントで構成。筆頭は食品関連(売上占率64%)。期待はIT・工業材関連。海外売上高比率は6.4% | |


