4220 リケンテクノス

※他銘柄情報(2024年スクリーニング結果)はコチラ

長期業績グラフ安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ

主要指標

株価¥1,0382024/7/12
実績会社予想
配当利回り3.08%3.28%
PER9.09倍10.98倍
CN-PER(※)3.03倍3.66倍
自己資本比率55.7%
NC比率(※)66.7%
※CN-PER:キャッシュニュートラルPER
※NC比率:ネットキャッシュ比率

※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ

企業概要

企業IRページ(https://www.rikentechnos.co.jp/ir/)より

同社は、コンパウンド(プラスチック成形用の部材)、フィルムを主要製品とする化学メーカーです。
以下の4セグメントで構成されます。
 ① トランスポーテーション(TR):自動車、鉄道、船舶市場等
 ② デイリーライフ&ヘルスケア(DH):医療、生活資材、食品包材市場等
 ③ エレクトロニクス(EL):エネルギー、情報通信、IT機器市場等
 ④ ビルディング&コンストラクション(BC):住宅、ビル、建築資材、土木市場等

2024年3月期売上高は 1,257億円(前期比 +1.8%)。
セグメント別売上高比率(セグメント間取引消去後)・・① TR:31.8%、② DH:27.1%、③ EL:19.9%、④ BC:21.2%です。
地域別売上高比率・・日本:50.2%、タイ:11.5%、米国:12.8%、中国:6.8%、(海外売上高比率:49.8%)

現在、3ヵ年中期経営計画「Challenge Now for Change New 2024 変革への挑戦」(2022~24年度)を実施中。以下の4つを基本戦略に位置付けています。
 ① グローバル経営の深化とシナジー
 ② 顧客の期待の先を行く
 ③ 新規事業/新製品への挑戦
 ④ 環境/社会課題解決への貢献

株主還元については、配当性向を35%へ引き上げしています。

リケンテクノスグループは、
顧客の期待の先を行くチャレンジメーカーとして、
企業と人と社会に新たな価値と喜びを提供し続けます。

当社は、1951年に、塩化ビニル樹脂加工を事業の柱とする「理研ビニル工業株式会社」として設立されました。国立研究開発法人「理化学研究所」の流れを汲んだ民間企業として、限られた資金の中「人と技術」のみを強みとするベンチャー企業として出発しました。

創業以来培われてきた合成樹脂加工に係わる総合的な技術をベースに、塩ビコンパウンドやフィルム、日本初となる塩ビ食品包装用ラップ、熱可塑性エラストマーコンパウンドの開発・製造・販売に挑戦し、実現してきました。現在では、これらの製品は資源の有効活用や省エネルギー化への貢献をはじめ、環境負荷を低減する素材・製品として当社の事業の柱となっています。

2001年に「リケンテクノス株式会社」へと社名を改め、現在は「トランスポーテーション」「デイリーライフ&ヘルスケア」「エレクトロニクス」「ビルディング&コンストラクション」の4つの市場別セグメントを柱に、国内外で事業を展開するグローバル企業へ成長しています。

当社はベンチャー企業からグローバル企業へ成長してきましたが、「人と技術」が一番の強みであり、前例にとらわれず挑戦し、豊かさ、安心、快適を創り出すことを使命とすることは変わりません。すでに見えている顧客の期待を上回るだけで満足することなく、常に時代の先を読み、まだ顕在化していないお客様や市場の隠れたニーズを先回りして実現する企業でありたいと考えています。

創業当時のチャレンジ精神・新製品開発・創造性、といったものを明文化するため、2011年の創業60周年には、当社の新たな経営理念として「リケンテクノス ウェイ」を完成させました。「リケンテクノス ウェイ」に掲げている「顧客の期待の先を行く」をはじめとした企業文化を、グループ全体へ根付かせていくことがCEOである私の役割です。

2022年4月には、3ヵ年中期経営計画「Challenge Now for Change New 2024 変革への挑戦」をスタートしました。また、事業の持続的な成長と社会課題解決に真摯に取り組むべく、サステナビリティ委員会を設置し、サステナビリティを推進する体制を構築しました。

長期ビジョンである「すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して」を実現するため「リケンテクノス ウェイ」を胸に刻み、果敢にチャレンジしてまいります。

トップメッセージより

分析

●長期業績推移
売上高は38年間通算でみれば増収傾向にあります(平均成長率 3.0%)。ただし、1999年、2010年、2021年とほぼ10年おきに売上が落ち込む年があります。
利益水準は、1990年代後半からしばらく低迷。2009年3月期に赤字を出して以降は、増益トレンドにあります。
長期的に見れば増収増益、ただしリーマンショック時までの低迷期がやや減点で、安定成長スコアは8点と高評価です。

●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.28%とやや高利回りPER 10.98倍、CN-PER 3.66倍と割安な水準にあります。自己資本比率:55.7%、ネットキャッシュ比率 :66.7%と財務健全性も特段の問題はありません

●その他の視点
リーマンショックショックを機に、それまでの増収減益傾向(利益なき繁忙)の状態から、増収増益かつ売上高利益率改善の安定成長企業に変貌を遂げています。セグメント別および地域別も偏りなく分散がきいています。

ただし、2022年3月に安値 406円を付けてからは、好業績を受けて株価は大きく上昇し、直近では1,038円と約 2.6倍になっています。このため配当利回りにやや魅力がなくなっています。

※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。

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