9960 東テク

※他銘柄情報(2025年スクリーニング結果)はコチラ

長期業績グラフ安定成長スコア

※長期業績グラフおよび安定成長スコアの詳しい説明はコチラ

主要指標

株価¥2,7952025/6/24
実績会社予想
配当利回り4.15%3.72%
PER10.27倍10.75倍
CN-PER(※)7.92倍8.29倍
自己資本比率58.2%
NC比率(※)22.9%
※CN-PER:キャッシュニュートラルPER
※NC比率:ネットキャッシュ比率

※PER、CN-PER、NC比率の解説はコチラ

企業概要

企業IRページ(https://www.totech.co.jp/ir/)より

同社は、空調機器をあつかう商社です。

①セグメント別・地域別業績

同社は以下の2つのセグメントで構成されます。
● 商品販売事業:空調機器、制御機器、省エネ機器、アフターサービス
● 工事事業  :計装工事、管工事、電気設備工事、機械器具設置工事

売上高 (百万円)
2024.32025.32026.3
実績実績前期比構成比予想前期比
商品販売86,21493,0848.0%59.7%--
工事56,87465,30314.8%41.9%--
合計140,732155,95810.8%100%160,0002.6%
売上総利益 (百万円)
2024.32025.32026.3
実績実績前期比構成比予想前期比
商品販売17,81019,72110.7%47.1%--
工事16,71522,14332.5%52.9%--
合計34,55041,88721.2%100%--

② 経営計画

現在「中期経営計画(2023年~2025年度)」を実施中。

● 長期ビジョン スローガン

 ここちよい、をその先へ。
  人に、社会に、地球に、ここちよい。
  そんな新しい時代の「ここちよさ」を
  技術革新や社会構造の変化を捉え追求する、
  一歩先の未来の快適環境を創造できるグループを
  わたしたちはめざします。

● 戦略骨子

① 人財への投資
 ‐ 一人ひとりの成長への支援と挑戦・失敗受容風土の醸成
 ‐ グループ共通のエンゲージメント課題改善

② ESG経営
 ‐ 社会的価値創造につながるアクションアイテムの推進
 ‐ サステナビリティ戦略「カーボンニュートラルと働き方改革」
 ‐ ガバナンス戦略「より高度なガバナンス体制の構築」

③ コア事業の強化
 ‐ トータルソリューションプランナーとしての総合力

④ 海外事業の拡大
 ‐ 成長を支える人財・体制の強化
  (東南アジアへの新規参入)

③ 企業理念

● 存在意義
 東テクグループはこころ豊かな快適環境を創造します。
  経済性や利便性だけでなく、その先にあるこころの豊かさを求めていくこと。それがわたしたちの使命です。

● 経営姿勢
 ‐ 価値の高いサービスでお客さまの満足度を高める
   あらゆる問題に対して常に高い付加価値を提案することで、お客さまの期待を超える満足を実現し続けます。

 ‐ 地球にやさしい環境づくりで社会に貢献する
   環境問題への取り組みを企業にとって大切な姿勢のひとつとし、人、地域、地球への貢献を行います。

 ‐ 出会いを大切にしこころ豊かな企業体質を実現する
   お客さまとの出会い、お取引先さまとの出会いを大切な財産とし、信頼に裏づけされた企業体質を築きます。

④トップメッセージ

東テク株式会社は、1955年に東京機工株式会社として産声を上げ、本年で創立70周年を迎えるに至りました。この節目を迎えられましたのも、ひとえに長年にわたりご支援・ご高配を賜りました関係各位の皆様のおかげであり、心より御礼申し上げます。

当社は、冷熱機器をはじめとする設備関連機器の販売を基盤としながら、制御技術や計装工事などの分野へと着実に事業領域を拡充してまいりました。近年では、カーボンニュートラルの実現に資するソリューションの提供にも注力しており、従来の専門商社という枠組みにとらわれることなく、エンジニアリング力を活かして、さらなる付加価値の創出に取り組んでおります。

当社グループは、「東テクグループはこころ豊かな快適環境を創造します。」という存在意義のもと、2030年をターゲットとする長期ビジョンにおいて、「ここちよい、をその先へ。」をスローガンとして掲げております。人、社会、そして地球にとっての「ここちよさ」とは何かを常に問い、技術革新や社会構造の変化を的確に捉えながら、未来志向の快適環境の創出を目指しております。

また、当社を取り巻く事業環境は、建設需要の堅調な推移、少子高齢化に伴う労働力不足、地球温暖化をはじめとする環境問題、さらには新興感染症や地政学的リスクの顕在化など、極めて不確実性の高い状況にあります。このような環境下において、当社は2023年4月に第一次中期経営計画(2023年4月~2026年3月)を策定し、「人にここちよい」を基本方針としたもと、「人財への投資」「ESG経営の推進」「コア事業の強化」「海外事業の拡充」という4つの重点戦略を掲げ、社会的価値と経済的価値の両立を実現すべく取り組んでおります。

さらに、当社は2055年の創業100周年を見据え、全てのステークホルダーの皆様―お客様、社員、協力会社、地域社会、そして株主・投資家の皆様―に対し、持続的に価値を提供し続ける企業体であることを目指しております。このような高い志の実現は容易ではございませんが、グループ一丸となり、長期的かつ着実な取り組みを継続してまいります。

今後とも、東テクグループの持続的な成長と企業価値向上に、変わらぬご支援とご期待を賜りますよう、お願い申し上げます。

分析

●長期業績推移
1993年の上場以降2011年頃まで売上は微増、利益水準は横ばいで推移していました。ところが2012年から業績は急成長。新型コロナショックの影響も軽微にとどめ2025年3月期は過去最高の業績を達成しました。最近は改善しているものの、長らく売上高営業利益率が低迷していたのがややマイナス材料です。
このような業績を反映し、安定成長スコアは9点と高評価です。

●主要指標(会社予測)
配当利回り:3.72%、PER 10.75倍、CN-PER 8.29倍とやや高利回り、割安な水準にあります。自己資本比率:58.2%、NC比率:22.9%と財務健全性に特段の問題はありません

●その他の視点
大型都市開発やデータセンター建設などの恩恵を受け、2012年以降はきわめて順調に業績を拡大してきました。データセンター需要は引き続き期待できるものの、更なる成長のためには海外進出の成否がカギを握ると考えます。
経営戦略にある「挑戦・失敗受容風土の醸成」は大変よい方針と思います。私のサラリーマン時代、日本企業にありがちな「やらないもの勝ち」の空気に辟易としていたことを思い出します。この方針を現場に浸透させて成長につなげられるかどうか、今後の同社の業績を注視したいと思います。

※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。

資産運用帳 目次へ

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策) / Please include some Japanese word, otherwise your comment will be ignored.