9928 ミロク情報サービス
●税理士・公認会計士事務所およびその顧問先企業向け業務用アプリの開発・販売が主力
●2011年頃よりERP事業の牽引により業績を大きく伸ばしている



●業績:2011年頃まで約20年の長きにわたり停滞。その後は新型コロナショック時を除き、順調に成長しています。成長の原動力の一つが、中堅・中小企業におけるERP(統合業務ソフト…財務会計・人事・販売管理・在庫管理などを一元管理する)の普及です。この結果、2011年3月期から2026年3月期にかけて売上高は約2.6倍(187億円→489億円)、当期利益は約7.7倍(7億円→54億円)に急成長しています。
●分析:好調なERP事業の次の柱として同社が育成しているのが、SaaS型ERPへの移行と統合型DXプラットフォーム事業です。このうち統合型DXプラットフォームについて現状は大苦戦しています。なかなかこの手の新しいシステムを中堅・中小企業が導入するにはハードルが高く、うまくいくとしても時間がかかるでしょう。たまたま手元にあった2007年の四季報には「企業向けERP製品で日本版SOX対応版の発売準備」とありました。
株価は、2015年の始値610円が2019年には3,510円まで上昇しました。それから1,000円近くまで落ち込んだ後、1,500~2,000円のレンジで推移しています。
・長期業績グラフや安定成長スコアについて詳しくはコチラ
・同社を含む2026年スクリーニング企業の一覧はコチラ
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。
➢ 参考情報
●リンク先
・同社公式IRページ
・最新の株価(Yahooファイナンス)
●同社株への筆者の投資方針(本記事作成日現在)
・保有有無:なし
・投資方針:見合わせ(新規事業のリスクが不透明なため。好調なERP事業の収益でリスクをカバーできるとは思いますが、他にも魅力的なシステム会社がありそちらを優先的に投資)
●定性評価(試行中、詳しくはコチラ)
| 非財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎経営理念・トップメッセージ | ||
| その企業ならではの理念(世界観・価値観・倫理観)が語られているか。 | 経営方針はかなり具体的に企業の使命を示している | |
| ◎IR | ||
| IRの内容は充実しているか。検索・閲覧をしやすいレイアウトとなっているか。 | 可もなく不可もなく | |
| 事業内容が、一般個人にも分かりやすく説明されているか。その企業ならではの魅力・沿革が紹介されているか。 | 「MJSの特長」に同社の特長・沿革が詳しく紹介されている | |
| ◎中期経営計画 | ||
| 過去の振り返りがなされているか。特に未達項目について十分な検証と改善策策定がなされているか。 | 中期経営計画Vision2025の計画年度終了前(2024年5月)に中期経営計画Vision2028に更新。振り返りはあるが、売上・経常利益の大幅未達について十分に検証がされていない。 MJS単体は目標未達も順調に業績拡大しているが、グループ会社が大苦戦。 | |
| 成長戦略(新規事業)は経営理念にひもづけされているか。 | 企業理念・経営方針・営業五大方針、サステナビリティ2030基本方針、中期経営計画Vision2028が体系づけられている MJSグループの戦略はよくまとまっている | |
| 成長戦略(新規事業、海外事業)について、期待リターン、投入資金、リスクとその軽減策が明示されているか。 | 2024~28の5年間で新製品開発・機能改良に100億円超、M&A・事業投資に100億円程度、その他人材投資・BPR投資 ソフトウエア仮勘定のふくらみ(107億円)にネット上では懸念の声 | |
| 内部統制や人事施策など社内体制に係る計画が策定されているか。 | 人材力・経営基盤強化を基本戦略に策定 | |
| 多様性(ジェンダー、国籍など)に関する施策が策定されているか。 | ダイバーシティと働き方改革の推進、外部人材活用による多様性・専門性の強化 | |
| ◎KPI | ||
| 従業員のモチベーションに関するKPIが設定されているか。 | 女性管理職比率、女性採用比率、男性育児休暇取得率、エンゲージメントスコア、男女の賃金差異に目標値 | |
| 経営理念や経営戦略につながるKPIが設定されているか。 | 主要ERP製品におけるサブスクリプション指標に目標値 | |
| 財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎決算分析(決算短信、有価証券報告書、決算説明会資料) | ||
| 利益に関する前期対比の変動要因分析がなされているか。 | 特に要因分析はなし | |
| 業績悪化の場合、その原因が具体的に分析されているか。また外部要因だけでなく内部要因にも言及されているか。 | 連結全体では業績伸長。しかし、苦戦するグループ会社について特に言及がされていない。 | |
| 特定のセグメントに業績が偏っていないか。 | ソフトウエア関連事業の単一セグメント | |


