6036 KeePer技研
●自動車のコーティングや洗車が主業、材料の製造卸と施工店舗経営の2本柱
●全国に店舗網を拡大中、2015年の上場以来業績は急成長



●業績:上場した2015年6月期から直近の2026年6月期にかけて売上高は約4倍(58億円→231億円)、当期利益は約14倍(3.6億円→49億円)と急拡大。なお、2026年6月期に関しては投資有価証券の売却益約68億円を含んでいるので、企業の実力という点ではその分を割り引いて評価する必要があります。
●分析:「日本に新しい洗車文化を」というユニークなビジョンを掲げる企業で、創業者にして現会長の強烈な個性が全面に現れています。決算短信などIR資料における説明にも個性が出ており、業績悪化や懸念点に関しても率直な語り口で解説しているのが印象に残ります。また、通常なら社外秘となるであろう詳細な売上データを月次で開示しています。
店舗網拡大が急務ですが、店長となる人材の育成が課題として挙げられています。同社の想定では、全国で500店は出店可能。2026年5月現在で178店なので約3倍を目論んでいます。フランチャイズを解禁することで出店スピードを加速させる方針です。
株価について、2015年2月上場時の初値が395円(分割考慮後)。それから業績の成長に伴い株価は急騰し、2023年12月に高値 7,190円をつけました。しかし、その後は下落傾向が止まらず2026年6月には2,700円台となっています。
・長期業績グラフや安定成長スコアについて詳しくはコチラ
・同社を含む2026年スクリーニング企業の一覧はコチラ
※当記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
※データの一部は手作成・手入力のため、誤りがある可能性についてお含みおきください。
➢ 参考情報
●リンク先
・同社公式IRページ
・最新の株価(Yahooファイナンス)
●同社株への筆者の投資方針(本記事作成日現在)
・保有有無:なし
・投資方針:検討中(強烈な個性が魅力的ですが、洗車・コーディングというかなりニッチな市場に特化しているため伸びしろが読めません。また3年間にわたる株価の下落傾向が止まっていないことも判断に迷う要因となっています。)
●定性評価(試行中、詳しくはコチラ)
| 非財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎経営理念・トップメッセージ | ||
| その企業ならではの理念(世界観・価値観・倫理観)が語られているか。 | 「洗車文化」という極めて具体的で個性的なビジョン。 創業者メッセージも強烈。 | |
| ◎IR | ||
| IRの内容は充実しているか。検索・閲覧をしやすいレイアウトとなっているか。 | 一通りは用意されている。ただし、資料体系が階層になっていないところもあり、検索中に戸惑うこともある。 月次速報で詳細なデータを公開。 | |
| 事業内容が、一般個人にも分かりやすく説明されているか。その企業ならではの魅力・沿革が紹介されているか。 | 事業内容は非常に明確 | |
| ◎中期経営計画 | ||
| 過去の振り返りがなされているか。特に未達項目について十分な検証と改善策策定がなされているか。 | 未達事項に対して具体的な分析がなされている | |
| 成長戦略(新規事業)は経営理念にひもづけされているか。 | 経営理念たる洗車文化を主軸とした戦略となっている | |
| 成長戦略(新規事業、海外事業)について、期待リターン、投入資金、リスクとその軽減策が明示されているか。 | 投資計画の柱として、マーケティング投資と直営店出店投資。投資金額は明示されておらず | |
| 内部統制や人事施策など社内体制に係る計画が策定されているか。 | 技術者が要となるため、技術スタッフの育成、そして育成方法自体の仕組化を戦略に置いている | |
| 多様性(ジェンダー、国籍など)に関する施策が策定されているか。 | 多様な社員が能力を最大限に発揮し活躍できる企業を目指している。 女性取締役・管理職比率に目標値。 | |
| ◎KPI | ||
| 従業員のモチベーションに関するKPIが設定されているか。 | 女性取締役・管理職比率、育児休暇復職率、男性育休取得率に目標値。 週休三日制を導入。 | |
| 経営理念や経営戦略につながるKPIが設定されているか。 | 店舗数や自動車メーカー別新車付帯率など | |
| 財務評価基準 | 評価結果 | |
| ◎決算分析(決算短信、有価証券報告書、決算説明会資料) | ||
| 利益に関する前期対比の変動要因分析がなされているか。 | 決算説明会においてセグメントごとに詳細かつ率直な分析が解説されています | |
| 業績悪化の場合、その原因が具体的に分析されているか。また外部要因だけでなく内部要因にも言及されているか。 | 業績悪化や懸念点に関しては、ほかにはない率直なコメントが記されています | |
| 特定のセグメントに業績が偏っていないか。 | キーパーLABOとキーパー製品が2本柱。売上はほぼ同じ、営業利益は製品の方が高い。 | |


